北海道の景色のような「和菓子」。可愛くて美しくておいしい「羊羹・お餅・干菓子」に出会いました!【おやつアワード2024】
頭の中の7割を「おやつ」のことが占め、ほぼ毎日おやつを食べているミモレブロガーの山根亜希子さんが選出。2024年に食べて「美味しい!また食べたい!」と心の底から感動したおやつを紹介します。 【動画】おやつ大好きブロガーが選んだ2024年の「感動おやつ」8選を動画でチェック!
東京で北海道の”景色”が見える和菓子に出会いました!
2024年は北海道に縁がある年でした。数年来行きたかった、東京から北海道に移転したレストランにお邪魔することもでき、そのときには数日前にご紹介した「お菓子喫茶みうら」にも出会うことができました。そして東京の街の中を歩いていて引き寄せられたのも、北海道の景色を和菓子にして届けるお店「sisiri(シシリ)」でした。 その響きに惹かれた「雪もち」。 名前の通り真っ白で表面がキラキラと輝いていて、まさに雪の結晶のよう! 食べるとすっきりしたつぶあんにミルククリームのコクが足されてとっても美味しい。あんとクリームを包み込んでいるおもちもとろけるように口の中で消えていきました。初めて出会ったときは、持ち帰りで自宅でいただいたんですが、中身のきれいな断面が見てみたくて、糸でカットしました(笑)。それくらい繊細でフワッフワなんです! そしてもうひとつ、ぐっと心惹かれたのが「流氷羹(りゅうひょうかん)」。その見た目と名前からは、まったくお味の想像がつかなかったのですが……。
新鮮な美味しいがあるうえにフォトジェニックな「流氷羹」
なかなかお味の想像がつかなかったんですが、母の好物だったハスカップが使われていると聞いて、なんだか懐かしい気持ちに。しかも羊羹に求肥、寒天って、私の好きなものばかり! いざ食べてみると、甘酸っぱさと白餡の甘さのコントラストが新鮮で、寒天や求肥の食感も楽しめました。想像以上の豊かな味と食感は、和菓子好きな方を驚かせるにも十分! そして美しく繊細な見た目にきゅんとしてくれるはずです。 デザイナーでもある店主がコンセプトや見た目を考案して、そこから菓子職人の方がレシピを考え、形にして作られたと聞いて、なるほど! だからこそ味も見た目も素晴らしくて、そして今までに出会ったことのない和菓子を届けてくれてるんだなとわかりました。 土日と祝日限定で営業してるお店では、作家さんたちの器などの展示も定期的にされているそうです。営業日は少ないのですが、その分、オンラインショップがとっても充実。雪もちも流氷羹はもちろん、どら焼き(こちらも絶品!)、香草茶やコーヒーも。そしてこの12月からは新たなお菓子が加わったそうです。それがこちら白だけの干菓子の詰め合わせ「雪景糖」です! 取材させていただいたときにちょうど出来上がった「雪景糖」を見せていただき、あまりに可愛くて繊細で美しいので、スタッフ一同歓声を上げてしまいました(きっと今ご覧になった皆さんも同じでは?)。和三盆のふたつの木型は、特別に作家さんに作ってもらったものだそうで、丸くなった蝦夷雪兎が可愛らしく、蝦夷松は生き生き。白だけなのは、もうおわかりですよね、北海道の一面の雪景色です。 「sisiri」には、私の”好き”がたくさん散りばめられていて、いろいろ紹介してしまいましたが、皆さんはどれが気になりました? ぜひ教えてください! SHOP INFORMATION sisiri<シシリ>住所:東京都渋谷区恵比寿3-38-25 1F 営業時間:10:00 - 17:00 営業日 : 土・日(祝日)
山根 亜希子