「えっ?なんで?」何もかも完璧な後輩でさえ、乗り越えられなかった“小1の壁”…彼女が選んだ意外な選択
「ぽにさん、私、今年度いっぱいで辞めるんです」
時は2019年の冬。作業をしていた私の所に、後輩が話しかけに来ました。 えっ? なんで? いや、ごめん。 野暮なことを聞いてしまった。何でかは勘づいてた。 「専業主婦と一緒にしないで」タワマン在住、イケメン夫、子どもは秀才…人から羨ましがられるワーママが抱える葛藤 お家が遠くて共働き、お子さんが2人。片道2時間の勤務時間。時短を精いっぱい使っても往復4時間はどれだけしんどいことか。 そうか… 辞めるか。 「辞めたらゆっくり、近場で好きなことでもしようと思います。」 にっこり笑う顔が今でも忘れられません。 誰にでも、尊敬していたり、大好きな人っていると思います。その一人がこの後輩でした。 技術系の総合職として、私の数年下で入ってきた彼女。正直、
全てにおいて入社時から抜かれていました
・人柄 ・ルックス ・仕事ぶり ・体力 ・精神力 完全完敗です。 若干嫉妬した時期はありましたが、そんなレベルではない。すんごいデキル人でした。 日本企業は男性社会が未だに色濃く、彼女が入社した時もそれはそれは女性にはしんどい時期でした。 ちなみに、私は『こいつ採用してみようか・・』くらいのノリで採られたと後から採用した上の方に聞きました。んが、彼女は【○○部門の△△技術の後継者として!】という確固たる理由で採用されました。 ええ。 レベチ(レベル違い)です。 入ってからもレベルは違いました。 とにかく皆からウケが良い!! 男女問わず。社内・社外はもちろん。 英語など勉強の努力も惜しまず、入社してから英会話に通い、いつの間にかペラペラに。海外の研究者とも交流をしていました。私の所属企業にはお客さんに見せるエリアがありまして、技術系のパネル写真には今でも彼女の美しい写真が掲載されています。 そう、ギリギリと歯ぎしりをして嫉妬してもしょうがないくらい、デキル後輩。 周囲への気遣いもピカ一。 私は彼女が大好きでした。 嬉しいことに結婚式にも呼んでもらい、美しいウエディングドレス姿に号泣したことを今でもハッキリと覚えています。 彼女は結婚した後、お家が会社からかなり遠くなり長距離通勤をしていました。確か、お相手は医療関係者だったので夜勤などのハードワークも考えると、彼の勤務先の近くに住まざるえなかったよう。 何でもできる人気の後輩は結婚後、