ディボットの目土砂を足でならしてから打った。これはアリ?/ルールQ&A
今日イチのショットがフェアウェイのど真ん中へ。行ってみるとボールのすぐ前にディボット跡に盛られた目土砂があった。打ちにくかったので、砂はルースインペディメント(自然物)で取り除けると判断し、踏んでならしてからプレーした。こんな場合、罰はつく? 【画像】窪塚洋介 ゴルフを始めて約3年が過ぎた現在(いま)を語る
砂はルースインペディメント…だよね?
■1 砂はルースインペディメントなのでいつでも取り除きOK。踏んでならしても問題なく、罰はない。 ■2 砂はジェネラルエリアでは取り除けない。足で踏んでならしたので1罰打。 ■3 砂はジェネラルエリアでは取り除けない。足で踏んでならしたので2罰打。
邪魔だったからちょっと踏んでならしただけなんだけどな…。 ◇◇◇◇
正解は「3」
■3 砂はジェネラルエリアでは取り除けない。足で踏んでならしたので2罰打。 【解説】 グリーン上とティイングエリアでは、砂は木の葉と同様にルースインペディメント(=自然物)扱い。罰なしで取り除くことができますが、ジェネラルエリアではルースインペディメントに該当せず、ストロークに影響を及ぼす場合は取り除くことはできません。ボールのすぐ前に目土砂があり、打つ際に気になっても、踏んだりならしたりすると「ライの改善・意図するスイング区域の改善」違反で、2罰打を受けることになります(規則8.1a)。 「ディボット=Divot」とはアイアンショットなどで削り取られた芝生(ターフ)のことで、その跡をディボット跡といいます。自分が作ったディボット跡に砂で目土するのは、コースを大切に扱わなければならないマナーのひとつ。プレー後は、コース保護と後のプレーヤーのために、盛った目土砂は軽く踏んでならしておきましょう。(ルール解説&イラスト/小山混)
<ゴルフ規則>(抜粋) 規則8 コースはあるがままにプレー 8.1a 認められていない行動 プレーヤーはストロークに影響を及ぼす状態が改善されてしまう場合には次の行動をとってはならない。 (3) 次のことを含め、地面を変える: ・ディボットをディボット跡に戻す。 ・すでに戻されているディボット、またはすでに所定の位置にある他の切り芝を取り除いたり、押し付ける。 (4) 砂やバラバラの土を取り除く、または押し付ける。 (5) 露、霜、水を取り除く。 規則8.1aの違反の罰:一般の罰。