【婚活】「一気に気持ちが冷めてしまいました」 見た目が“どストライク”の女性とマッチングした41歳男性の悲劇
女性が男性を好きになる心理構造
では、女性はどうでしょうか。 みわこさん(37歳、仮名)は、よしおさん(41歳、同)とお見合い後、仮交際に入りました。よしおさんはメーカー勤務で、年収はみわこさんとほぼ同等で500万円。特別イケメンというわけではありませんが、清潔感のある好青年でした。 「正直、ピンとくるものはないんですが、お話がすごく合うし、偉ぶったところもない。彼となら、同等な立場で家庭生活が営めるなって思います」 そう言っていたのですが、デートを重ねるうちに、一緒にいることに少し違和感を覚えるようになりました。 「2度目のデートで食事に行ったのがカウンターの和食店だったのですが、やたらと肩を寄せてきたり、軽く手に触れてきたり、さりげないボディータッチをされたんですね。あと、帰り道で『手をつないで、駅まで行きませんか?』と言われたんです」 みわこさんは、手をつなぐことに少し抵抗があったようです。でも、それを断ったら気を悪くするだろうと思い、手をつないで駅まで一緒に歩いていきました。 「そうしたら別れ際に、手を引っ張られて軽くハグされたんです。もうびっくりしてしました」 そして、3回目のデートでは、駅で待ち合わせをして食事をする店に向かうときから、もう手をつないできたと言うのです。 「前回のデートのときは少しお酒も入っていたので、『ま、いっか』と思えたんですが、シラフで彼と手をつないだら『この人、ムリ!』って思いました。だから、信号で止まった瞬間にバッグを彼側に持ち替えて、手がつなげないようにしました」 そして、そのデートを終えた後に、よしおさんに「交際終了」を出しました。 女性は男性を好きになるのに、感情的なつながりや安心感を重視するため、恋愛感情が芽生えて育つのに時間がかかります。気持ちが育っていないうちに男性からスキンシップを求められると、それが嫌悪へとつながります。 こちらがじっくりと相手を見ようとしている時期に、一方的に気持ちを告げられたり、「真剣交際に入りませんか?」などの決断を迫られたりすると、それを“圧”と感じて、そこで相手を遮断します。