「一度もお手振りがなかった」美智子さま 一般参賀に杖を使わずご参列もカメラマンが驚いた“異変”
1月2日、新年一般参賀が皇居で行われた。昨年は元日に発生した能登半島地震を受けて中止となっていたため、2年ぶりの実施となり、6万690人(宮内庁発表)もの人々が訪れた。 【写真あり】一般参賀で、上皇さまの左腕をつかまれる美智子さま 宮殿・長和殿のベランダに、天皇皇后両陛下をはじめ、長女・愛子さま、秋篠宮ご夫妻と次女・佳子さま、常陸宮妃華子さま、そして上皇ご夫妻が並ばれた。 天皇陛下は「皆さんとこうして新年を一緒に祝うことをうれしく思います」とお祝いを述べた上で、「昨年の元日に発生した能登半島地震や、各地で起こった大雨の災害などにより、いまだにご苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じています」と被災地の人たちに心を寄せられていた。 昨年12月23日にインフルエンザと診断された愛子さまも、手を振られ、時折隣の雅子さまと顔を見合わせて談笑されるなど、元気な様子を見せられていた。 とりわけ参賀者から体調を気遣う声があがっていたのは、美智子さま。昨年10月に右大腿骨上部を骨折し、手術を受けられており、現在は懸命にリハビリに励まれている。 11月16日に、薨去された三笠宮妃百合子さまの弔問をされた際は、右手を上皇さまの左腕に添えられ、杖をつきながら歩かれてのご訪問だったが、今回の一般参賀では、杖を使わずに参列された。 美智子さまの元気なお姿に参賀者からも喜びの声が溢れたが、取材で現場にいたカメラマンはある“異変”を感じ取ったという。 「美智子さまは終始穏やかそうなご表情だったのですが、こちらからはお手振りをしている様子は一度も確認できませんでした。これまで一般参賀された際は、必ずといっていいほどお手振りをされていたので、少し心配になりました」 ただ、その背景について皇室担当記者は言う。 「上皇さまとベランダに立たれるまで、雅子さまが美智子さまのことを常に心配そうに気遣い、歩かれる美智子さまに、手を添えられるような場面もありました。リハビリは順調に進んでいるそうですが、ご高齢での骨折は体に相当なご負担がかかっていると思います。“参賀者に元気な姿を”というお気遣いもあって杖を使わずご参列されたのだと思いますが、杖なしでのお手振りは、まだお体にご負担も大きかったためではないでしょうか」