“占い師レスラー”チェリー50歳でキープの肉体美。年間100試合前後を20年、還暦まであと10年!
【WEEKEND女子プロレス#43】
“占い師レスラー”という異色の肩書きで闘うチェリー。世界中のプロレス史を紐解けば、占いが趣味だったり、占いを副業とするプロレスラーもいるかもしれない。が、占いを試合に取り入れているレスラーといったら、彼女だけなのではなかろうか。 <動画>【生粋の全女オタク】占い師レスラーことチェリー選手初登場!! チェリーの占いは、名前や生年月日を数字に置き換えて見る「数秘術」というやり方だ。基本的に、数秘術に悪い数字はなく、すべての数字にその人が本来持っている「才能」があらわれてくるという。これをもとにシンクロニシティーカードを組み合わせ、その人の夢や目標を実現させるためのアドバイスを送るのが、彼女の占いスタイルなのである。 では、占い的に2024年とはどんな年だったのか。そして25年はどんな年になるのだろうか。チェリーに聞いてみると…。 「今年(24年)は、社会的に稼ぐパワーのある年でした。できること、やりたいこと、それを一生懸命やって、好きなことで稼ぐことがパワーになるんですよね。なので、やりたいことが見つからなかったり、ホントに好きなことをやっていない人には難しかったと思うんですけど、好きなことをちゃんとやってる人って、その流れに乗れたと思いますね。 来年(25年)ですか? 来年は、これから始まることに関していろいろ改革していく。これは違うんじゃないか、もっとこうだったらいいんじゃないかということを模索していく年。法律とかもいきなり変わるというよりは、今後に向けてこうしていけばいいんじゃないかと模索していく年になると思います。 いままでの当たり前が当たり前ではなくなる。これまでの常識が当たり前ではなくなる年になると思いますね。多様性の時代がさらに色濃くなるでしょう。たとえば正論ってあるじゃないですか。その人にとっては正論でも、必ずしもみんなにとっての正論とは限らない。自分の考えを持つのはいいことですけど、人にはそれぞれの正解がある。それをわかっている方が生きやすくなると思いますね」 これが、チェリーの見た社会の全体像。では、個人的にはどうなのか。チェリー自身も、自分で自分を占い、日々の行動に活かしているという。彼女にとって、24年はデビュー20周年、しかも50歳という節目を迎えた一年でもあった。 「私の24年は区切りであり、集大成の年でもありました。なので、20周年記念の大会を開催できて、いい感じで一区切りついたな、集大成をやり遂げたなという気持ちがすごくあります。占い的にも集大成の年と出ていたので、じゃあそうしようと思ったんです」 DDT在籍時代、チェリーは「ファンタジーイリュージョン」と題したプロデュース興行をおこなっていた。08年から11年にかけて一年に一度のペースで5回開催。そのときに得た興行のノウハウが、フリーとなった現在も役立っている。 また、占い上、24年は彼女にとってブラッシュアップの一年でもあった。それを意識した行動を心掛けていたという。 「できないことをできるようにするのではなく、とにかくできることをやっていく意識をしていましたね。できないことをいまさらやってもモノにならないと思ったので、いまやっていることを磨いて、そこで勝負しようと。その気持ちが自分の20周年でしたし、集大成の意味で、いままでやったことのない新宿FACEをおさえたんです」 04年6月のデビュー以来、コンスタントにリングに上がっているチェリー。毎年100試合前後のペースで試合をおこなっており、試合数が極端に多かったり少なかったりすることもない。しかも、長期欠場のブランクとも無縁だ。そして迎えた今年の20周年。長く、多くリングに上がれる秘訣とは何なのだろうか? 「やっぱり第一に、プロレスがメチャクチャ大好きだってことでしょうね。プロレス大好きなので、リングに上がることがとにかくうれしいんですよ。うれしいし光栄だし、オファーをいただいたらすごくありがたいし、自分のできることを精一杯やろうという気持ちになります。できることを一生懸命というのは、今年とくに意識していました。見に来てくれた人に楽しんでもらいたい。見に来てくれた人が闘いにプラスして楽しんで帰ってくれたらいいなとの思いが常にありますね」