決勝で3度目の対戦。桐蔭学園の連覇か、3大会ぶり7度目の東海大大阪仰星か。全国高校ラグビー大会
大阪・東大阪市花園ラグビー場で開催されている「花園」こと、第104回全国高校ラグビー大会はいよいよ、1月7日(火)に決勝戦が行われる。
決勝に進出したのは、連覇を狙うAシード「東の横綱」桐蔭学園(神奈川)。そして、7度目の優勝を伺うBシードの東海大大阪仰星(大阪第2)となった。
まず、花園での勝ち上がりを見てみよう。両校ともシード校だったため、2回戦からの登場となった。
◆桐蔭学園 ・2回戦:48-7 流通経済大柏(千葉) ・3回戦:46-0 山梨学院(山梨) ・準々決勝:26-14 大阪桐蔭(大阪第1/Aシード) ・準決勝:25-14 國學院栃木(栃木/Bシード)
◆東海大大阪仰星 ・2回戦:14-10 佐賀工業(佐賀) ・3回戦:31-5 報徳学園(兵庫) ・準々決勝:17-12 東福岡(福岡/Bシード) ・準決勝:29-26 常翔学園(大阪第3/Bシード)
桐蔭学園は伝統的に継続ラグビーを武器としているが、Aシード同士の対戦となった準々決勝では、キックも交えてしっかり得点を重ねて勝利した。また、ボールキープ力が高く、組織ディフェンス、個々のタックル力も強いため、これまでの試合でも、2トライまでしか許しておらず、大崩れすることはないだろう。
桐蔭学園の注目選手は、SH(スクラムハーフ)後藤快斗、SO(スタンドオフ)丹羽雄丸(ともに3年)のハーフ団。トライの嗅覚に長けた2人が攻撃をリードする。
そして、FW(フォワード)はキャプテンのFL(フランカー)申驥世、NO8(ナンバーエイト)新里堅志、LO(ロック)西野誠一朗(いずれも3年)ら、ハードワーカーがおり、BK(バックス)にもWTB(ウイング)草薙拓海、FB(フルバック)古賀龍人(ともに3年)ら、決定力ある選手が揃う
もともとアタック力が長けたチームだけに、準決勝までと同様、強固なディフェンスで相手を2~3トライに抑えれば勝機を見いだすことができよう。
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