決勝で3度目の対戦。桐蔭学園の連覇か、3大会ぶり7度目の東海大大阪仰星か。全国高校ラグビー大会
一方の東海大大阪仰星は初戦となった2回戦こそ、佐賀工業に先手を取られて逆転勝ちしたが、それ以降は先制トライから主導権を握って、試合を優位に運んで勝利している。やはり、決勝でも先制トライを挙げてリードしながらゲームを運んでいきたい。
共同キャプテンはFL青野寛大、SO吉田琉生(ともに3年)。ラン、キック、パスに長けたSO吉田はゲームをコントロールするキーマンでもある。青野はNO8駒井良(3年)らとともに接点周りの仕事人。
セットプレーはHO(フッカー)濱田素良、LO(ロック)百武聖仁(ともに3年)らが引っ張り、BKはWTB隅田陸斗(3年)、CTB(センター)東佑太(2年)のランにも期待がかかる。
東海大大阪仰星としては、セットプレーとSO吉田のキックを交えたゲームコントロールで試合の主導権を握り、ディフェンスで勝利を手繰り寄せたい。
両者は花園予選決勝では過去2回対戦しており、いずれも東海大大阪仰星が勝利している。ただ、昨今の全国大会では一昨季の選抜、昨季の花園、そして今季の選抜大会と桐蔭学園が3連勝している。
◆2013年度花園決勝 ○東海大大阪仰星 19-14 桐蔭学園 ◆2015年度花園決勝 ○東海大大阪仰星 29-21 桐蔭学園 ◆2022年選抜準々決勝 ○桐蔭学園 15-10 東海大大阪仰星 ◆2023年度花園準々決勝 ○桐蔭学園 34-24 東海大大阪仰星 ◆2024年度選抜2回戦 ○桐蔭学園 21-7 東海大大阪仰星
桐蔭学園は2018年度の花園決勝でも、大阪桐蔭に敗れており、大阪勢と対戦する4度目の決勝で初勝利して、連覇、そして5度目の優勝となるか。それとも東海大大阪仰星が、春の選抜のリベンジを果たして、3大会ぶりに7度目の栄冠に輝くことができるか。
2000年代以降、高校ラグビーを引っ張ってきた桐蔭学園と東海大大阪仰星。決勝で3度目となる激突は、いずれに軍配が上がるのか。そして「飛球の旗」を掲げるキャプテンはどちらになるのか。
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