はやぶさ2の状況は? JAXA会見(全文3)地球帰還は来年11月か12月の予定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日午後、記者会見を開き、小惑星リュウグウでのミッションを終え、帰還途中の探査機「はやぶさ2」の現状について説明した。 【動画】「はやぶさ2」の状況は? JAXAが会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「はやぶさ2」の状況は? JAXAが会見(2019年12月19日)」に対応しております。 ◇ ◇
実際の設計結果等を踏まえつつ進めた
益田:その中でJAXAさんと一緒になって、どういった案ならこういう狭い場所でもタッチダウンができるかというところを一緒になって議論をして、どういった案が考えられるか、それができるかどうかといったところを役割分担をしながら、細かいところはNECのほうで、本当に探査機の制約を全部満たしてちゃんといけるのかといったところを見ていって、JAXAさんのほうでは主に小惑星の地形ですとか、全体のスケジュールといったものを見ながら、どこでタッチダウンを実施するのかといったところですとか、どこに降りるのかという細かいところ、そういった部分をJAXAさんのほうで主に見ていただく形で進めてまいりました。実際の設計結果等を踏まえながら進めていった。それらを、さまざまな運用を進めながらタッチダウンの運用できるようにということで並行して進めるといった作業を進めてまいりました。その結果として、いろんなエピソード、すでに紹介していただいていますけれども、そういったものを乗り越えてタッチダウンに成功できたと思っています。 成功の要因として4つ書かせていただいています。1つは柔軟な自立機能というのが「はやぶさ2」、初号機からなんですけれども、そういった自立機能を持っていたこと。また、それを、変更を検証するための、変更してぽいっていきなり試すのではなくて、ちゃんとシミュレーションとかそういった形で、どういったシミュレーションを踏まえていけば安全にできるかというところをしっかりと、訓練も通して試して、実際に適用するという形で進めたこと。