巨人の連覇はあるか、“台風の目”になるのは? どこよりも早い順位予想!<セ・リーグ編>
【5位】DeNA 見事にCS、日本シリーズを勝ち抜いて26年ぶりの日本一に輝いたDeNA。その自信を持って2025年シーズンを迎える。強みは打線だ。牧秀悟、佐野恵太、オースティン、宮﨑敏郎が並ぶ打線は、チーム打率、総得点ともにリーグトップで、梶原昂希、森敬斗ら成長が楽しみな選手も多い。しかし、忘れてはいけないのが、レギュラーシーズンの順位は3位であり、特にリーグ5位だったチーム防御率3.07の投手陣は、大きな課題として残っているということ。ジャクソンとケイの外国人を除けば、先発投手陣は13勝4敗、防御率2.16の東克樹一人に頼っていた点をどのように改善するか。ドラフト1位の即戦力右腕・竹田祐に期待したいところだが、現状では未知数な部分が多い。曲がりなりにも「日本一」という成果を手にしたチームが、「去年のままで大丈夫」という心境でシーズンに臨めば、その隙を突かれて一気にBクラスに転落してもおかしくない。 【6位】ヤクルト 2021年、22年とリーグ連覇を果たしながら、2年連続で5位に沈んだヤクルト。高津臣吾監督6年目のシーズンとなる2025年に再躍進を期待したいところではあるが、現状では“推し要素”が少ない。昨季のBクラスの原因には、投打に「故障者が続出したこと」が挙げられるが、その“ヤ戦病院”ぶりは、もはや昨年に限ったことではなく、「今年は大丈夫」とは到底、思えない。戦力を見ると、打線は他球団と比べて見劣りはしないが、投手陣、特に先発陣が非常に苦しい。その中で先発ローテのイニングイーターとして働いていたヤフーレ、サイスニードの両外国人投手が退団したことで編成的にも大きな心配が残る。現状、吉村貢司郎、高橋奎二、小川泰弘、山野太一の名前が挙がるが、質、量ともにあまりにも心許ない。村上宗隆、オスナ、サンタナの主軸は強力で、長岡秀樹のさらなる成長、塩見泰隆の完全復活も期待できる。だが、現段階で予想するならば、残念ながら最下位だ。
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