僕、このまま終わるんじゃないですか――はじめしゃちょーの「ガチ相談」、佐藤二朗の回答は
佐藤:厳しい家庭で、自分をセーブしていた反動かい? はじめしゃちょー:そうだと思いますね。遊び心があったんでしょうね、ずっと。大学行って一人暮らしをしたら、門限はない、飯もお菓子も食べ放題。勉強しなくても怒られない! こんなに世界は美しいのかと。 佐藤:また大きく出たね。俺らの時代でいうと、大学デビューみたいなね。 はじめしゃちょー:大学に入るまでは、必ず何かに本気で打ち込んでいたんですよ。バスケも、勉強も、恋愛も。でもやっぱサークルって部活とは違う。高校生の頃付き合っていた彼女にも振られてしまったり、勉強も燃え尽きて。 佐藤:勉強は燃え尽きてはダメですけどね。 はじめしゃちょー:失恋はショックで、なんらかの形で見返してやりたい、と思いました。芸能人はさすがに恥ずかしくて。もっとニッチな世界で有名になりたいと思って、それで動画を。まだ、ユーチューバーっていう言葉もなかったですけど。 佐藤:富山のお父さん、お母さん喜んでんじゃないの。ご両親は動画見てるの? はじめしゃちょー:ずっと隠してたんですよ。 佐藤:もうこうなったら、ばれちゃうだろ。何て言ってんの? はじめしゃちょー:口では「好きなことやれば」って。でも本音は、「いやいや、訳分からないことすんな」でしょうね。
佐藤:ここまで上りつめたらいいじゃない。 はじめしゃちょー:実家へUUUM(所属事務所)の社長が一緒にあいさつ来てくれたんですよ。両親は、猛反対というより「それ何?」って。前例がない仕事なので、さすがに怖いと。 佐藤:それがすごいじゃん。歴史に残るぜ、ほんとに。
ツイッターは酒のつまみ
テレビが中心だった芸能人たちもネットの世界に活躍の場を広げようとしている。コロナ禍の今、その傾向はさらに強まっているが……。 佐藤:けっこう、何回も「炎上」してるわけでしょ。 はじめしゃちょー:動画業界、ネット業界が人気になればなるほど、よけい人目につくんで、厳しくなる一方なんですよ。佐藤さんは炎上されたことあるんですか。 佐藤:炎上はないつもりですけどね。でも酔っ払ってツイートを。 はじめしゃちょー:あれ、本当に泥酔されてるんですか。 佐藤:酔うと、ツイッターが酒のつまみみたいになることがあって。妻はもうやめろというけど、「ほんと毎時毎分毎秒つぶやきたいんだ、君は僕の全てです」ってつぶやいて、翌朝もう死ぬほど恥ずかしいわけですよ。何じゃこりゃって。 はじめしゃちょー:事務所からのコントロールとかはないんですか。 佐藤:まったくないの、本当に。だから俺、きのうは酔って何もつぶやいてないよなって確認することが、朝の日課になってる。 はじめしゃちょー:うわ、怖っ。 佐藤:癒やされましたとか、すてきですねって言ってくれる方が多くて。でも妻は「けっ」て思ってる人も絶対いるぞと。俺、実はそれよく分かってんのよ。それでもつぶやきたい。でも駄目ですね、酔ったらメールとか、LINEも、ツイッターも。お前が言うなって思われそうだけど。 はじめしゃちょー:僕もその奥さんが好きだっていうツイート見ましたけど、読んでる途中で、恥ずかしくなって見るのやめたんですよね。 佐藤:貴様。貴様の感覚は正解。