「スタック車は100%関西、中国ナンバー」大雪での“立往生”回避へ 北陸道規制し広域迂回で名神からの流入を防止
北陸道と国道8号を同時通行止め
これまで、北陸道が通行止めになった際は、国道8号へ誘導を図っていたが、除雪の妨げになるくらい大型車が流れ込み、スタックを誘導し逆効果になっているという。実際に2018年の2月の大雪では、北陸道が通行止めとなったため国道8号に車両が集中し、あわら市から坂井市にかけて66時間にわたって最大で約1500台の大規模な立往生が発生した。 福井河川国道事務所の伊藤征毅副所長は「一旦同時に止めて、除雪ができた方から早く解除したほうが結果的に利用者に迷惑が掛からないと考えている」とする。 今シーズンから、同時通行止めを行った際は、安全を確認後に国道8号の規制を先行して解除する方針だ。 同時通行止めになった場合は、名神高速や東海北陸道へ迂回させる可能性もあるが、関西圏のトラック業界は、福井テレビの取材に「立往生を防ぐために仕方がないが、移動距離が長くなる分、時間もコストも燃料代もかかる。ドライバーの長時間労働にもつながる」と厳しい見方も示している。
福井テレビ