バーチカルブラインドをリビングの大きな窓に採用。住んでわかったデメリット
リビングの掃き出し窓にバーチカルブラインドを採用すると、ホテルのようなおしゃれな「くつろぎ空間」を演出できます。しかし、実際の使い勝手やデメリットが気になるところ。そこで、最近家を建て、実際に採用したライターが「住んでわかった想定外のこと」をレポートします。
リビングにSNSで見つけたバーチカルブラインドを希望
筆者の一家は夫婦と4歳、2歳、0歳の子どもの5人家族。2024年6月に地元工務店で、延床面積37坪の2階建ての家を建てました。 家づくりの際、Instagramで理想とする実例をピックアップしていた筆者。そのなかにあったリビングのバーチカルブラインドにひと目ぼれ。新しい家で、ぜひ採用したいと思ったのです。 そして、設計担当者にInstagramの写真を見せながら、家のメインとなるリビングには、バーチカルブラインドを採用してほしいと要望しました。 夫は最初、バーチカルブラインドに前向きではありませんでした。なぜなら、以前住んでいた家では子どもがカーテンで遊び、何回も破かれていたからです。 「バーチカルブラインドも、子どもにいたずらされる」との懸念はありましたが、筆者の強い要望で採用することに。万が一破損したら1枚から交換ができるという点も、あと押しになりました。
バーチカルブラインドは窓枠を覆う「正面づけ」に
設計担当者によると、バーチカルブラインドを取りつける方法は、窓枠内に取りつける「天井づけ」と、窓枠上部の壁面などにつける「正面づけ」の2種類があるとのこと。 「天井づけ」にすると、壁面や窓枠とも一体化して、見た目もすっきりとした印象。ただし、どうしても上部に隙間ができるので、その部分から光がもれるデメリットが。それに対し、「正面づけ」は、少し出っ張るが、窓枠を覆うので、光もれが少ないと教えてくれました。 当初、筆者は、スタイリッシュな見た目になるよう、バーチカルブラインドの「天井づけ」を希望しました。しかし、その説明を聞き、「正面づけ」に決定。
想定外!少し触っただけで羽根の角度が変わってしまう
おしゃれさにひかれて採用したバーチカルブラインドですが、実際に住んでみると、想定していなかった残念な点がありました。 まず、ちょっと触っただけで、ブラインドの羽根の角度が変わってしまうこと。しかも、触れた部分だけ並びが崩れるので、見た目も悪くなります。 当初は、ダイニングテーブルに写真のように、子どものイスを配置していました。ダイニングテーブルと窓の位置が近いため、後ろを通ったときにバーチカルブラインドに当たってしまいます。 そこで現在は、写真のようにイスの配置を変えて、人が通れるスペースをつくりました。 それでも子どもが走り回ったり遊んだりしていると、バーチカルブラインドに当たって羽根の角度がバラバラになってしまうことも。 回転操作棒をひと回しすれば直りますが、あまりに頻繁だとストレスがたまります。