「家の間取り」を一カ所だけ直せるなら…どこを変える?【住んでいるマンション・アパートのモヤモヤ】
内覧を経て部屋を決めたはずなのに、それでも暮らしの中で出てきてしまうのが「ここがもう少し違ったら……」といった部屋のモヤモヤ。そこで『kufura』では、20~60代の既婚男女261人にアンケート調査を実施。「(実現できるかは別として)今の家の間取りをどこか一カ所だけ自由に変えられるとしたら、どこを変えたいか」を聞きました。 今回は【マンション・アパート編】として、マンション・アパートに住んでいると回答した114人から寄せられたコメントをご紹介。これから引っ越しや購入、リフォームを考えている方にとって、参考になる意見が多数寄せられました。
モノが溢れて一苦労!「収納スペースがもっとあれば…」
マンション・アパート編では、特に目立ったのが収納に関する意見でした。 「玄関脇にシューズクローゼットを作りたい。靴以外にも家族分の傘や子どもの部活動の道具などでごった返している。ベビーカーも意外と場所を食っていて、物を避けて出入りしています」(50歳女性/主婦/マンション) 「収納スペースを増築することは叶わないが、せめて湿気がこもる木材の押し入れから開放的でモダンな洋風のクローゼットに改装したい」(43歳女性/主婦/マンション) 「一部屋を全てクローゼットにして服や靴、鞄を置く部屋にしたい」(52歳女性/総務・人事・事務/マンション) 生活を営んでいくうちに物が増え、収納スペースが足りないと感じている人が多数。一方で 「備え付けの収納棚を取り払って生活スペースにしたい。断捨離をして物を減らした今、使い道がなく無駄なデッドスペースになっている」(34歳女性/会社経営・役員/マンション) のように、むしろ収納スペースを居住スペースに充てたいという人もいました。
隔たりのない広い一部屋が理想…「壁・段差をなくしたい」
部屋の区切り方に関する意見も多く寄せられました。 「各部屋が狭いので、将来的には壁を取って一つの大きな部屋にしたい。物や家具を一部屋にまとめた方が過ごしやすいはず、と今になって後悔している」(47歳男性/研究・開発/マンション) 「2LDKの壁をぶち抜いて1LDKにしたい。その方が掃除がしやすく、夫婦の会話も増えると思うから」(47歳女性/主婦/マンション) 「定年後に向けて夫婦が一部屋で過ごせるように、リビングとダイニングを繋げるリフォームを考えた。しかし加入しているマンションの自治会への申請や、隣接する部屋の住人に騒音に関する申し入れをしなければならないことが分かり、現在は保留中」(57歳女性/企画・マーケティング/マンション) 「リビングと隣り合う部屋の境目にある段差をなくして大きなリビングにしたい。つまずくことも増え、地味なストレスです」(58歳男性/その他/マンション) 壁を取り払って一つの大きな部屋にしたいというコメントが数多くあったほか、部屋を隔てる段差がネックになっているケースもあるようです。なかには集合住宅ゆえの手続きの多さに、リフォームの実施に二の足を踏んでいる人も。 加えて、部屋を繋げると暖房効率が悪くなるという悩みが新たに生まれる可能性もあり、よく考えてから実行に移す必要がありそうです。