正しい姿勢を知ったうえで各製品の特徴や機能をプロと一緒に比較するのが“正解”への近道!専門店が教えるワーキングチェアの選び方
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店内に選りすぐったワークチェアが常時70脚ほど並ぶ「WORKAHOLIC」。 ここでは、チェアコンシェルジュと呼ばれるプロが付き添い、一緒に製品選びを手伝ってくれるサービスが好評だ。ここでのチェア選びは「病院での問診のようなヒアリングから始まります」と伊藤僚範さんは話す。 【プロが教える理想的な座り方を確認しよう!】 「お客様の相談で一番多いのが肩こり、首こり、腰痛といった体の悩み。実際に普段の座り方を見せてもらうと、机に腕を乗せて頭を前に出す前傾姿勢、次にイスにもたれて腰を前に出す仙骨座りが多いですね。どちらも背中が丸まっており、ボウリングの球ほどの重さがある頭を背骨や骨格で支えられず、首や背中に負荷がかかってしまいます」 ワークチェアは決して安価なものではない。だからこそ、まずは正しい姿勢を知ったうえで各製品の特徴や機能をプロと一緒に比較するのが“正解”への近道のようだ。 「人間は元々体が動いていないとストレスを感じる生き物です。ずっと同じ姿勢で座り続けるのはたとえ正しいといわれる姿勢であっても少なからず負担がかかっています。少しでもその負担を減らし、姿勢づくりをサポートするためにはワークチェアが必要です。店頭で実際に座り、フィット感を確かめながら自分にあった一脚を探してほしいですね」 教えてくれた人:WORKAHOLIC チェアコンシェルジュ/伊藤僚範さん 仕事環境や身体の悩みをヒアリングしたうえで親身にチェア選びを手伝ってくれる「チェアコンシェルジュ」として勤務。座右の銘は「背もたれのように頼られる存在であれ」 WORKAHOLIC 住所:東京都中央区日本橋馬喰町2-7-15 ザ・パークレックス日本橋馬喰町 1F 営業時間:12:00-22:00(平日)/10:00-20:00(土日) ※木曜・祝日は休業、土日が祝日の場合は営業
プロが教える理想的な座り方がコチラ!
標準的な人間の姿勢とは、立っているときのように、S字を描いた背骨の上に頭が乗っている状態のこと。S字の背骨がクッションの役割となり頭の重さを支える。この基本姿勢を着席時にも再現できるのが理想だ。 ▼肩と肘の位置を確認しよう! 肩こり防止のためには肩の位置から肘までの長さに合わせてアームレストを調節できるのが理想。 ▼背面のS字カーブに注目! ワークチェア選びの際も背もたれのS字カーブに自分の背中が合っているか確認すべし ▼お尻と腰をフィット! まずはお尻をワークチェアの溝に沿わせるように着席し、お尻と腰をうまくフィットさせよう ▼座面の長さもチェック! 膝を90度に曲げた時、ふくらはぎと座面の間に指が1~2本入るのがベスト。調節できると尚良し ▼こんな座り方はNG! 左の写真は頭が前に出ていて、右の写真はお尻が前に出すぎている。どちらも背骨がS字を描いていないので首や背中、肩に負担がかかってしまう。