「娼婦をスーツケースに入れてゴミ捨て場に…」全米騒然“ディディ事件”をSGDが徹底解説!
アメリカの音楽業界の大物、ショーン・コムズこと、P. ディディの逮捕騒動が全米で大きく取り上げられている。 一体何が起きているのか? HIPHOP解説者のShotGunDandy(ショットガンダンディ)さんがその真相を語る!
皆さんいかがお過ごしでしょうか? ShotGunDandy参上です。 今回は日本ではあまり報道されていない「性的人身売買」などの疑惑で逮捕、起訴されたアメリカのエンタメ業界でトップレベルのプロデューサー「P・ディディ(P. Diddy)」こと、ショーン・コムズ被告(※以下ディディ)についての情報をお届けいたします。 アメリカ全土を巻き込む大事件について紹介いたしますが、「おぞましい性被害」についてのお話が苦手な方は、読むのをお控え頂いた方が良いかもしれません。
そもそもディディって何者?
ディディとは1990年初頭からHIPHOPやR&Bなどのジャンルにて、マライヤ・キャリーやメアリー・J・ブライジ、ノートリアスB.I.Gなど、多数の大物アーティストとヒット曲を輩出した音楽レーベル「バッド・ボーイ・レコード」の代表。 そして自身もラッパーとしてマイクを握ったり、プロデューサーとして楽曲を手がけたりと幅広く活躍しており、以前はパフ・ダディの名でも活動していました。 大物ロックアーティストであるスティング(Sting)の「見つめていたい」という曲を大胆にサンプリングした曲「アイル・ビー・ミッシング・ユー」で彼を知っている人も多いのではないでしょうか。 HIPHOPに留まらず、アイドルグループの育成番組を手掛けたり自身のファッションブランドを立ち上げたりなど、さまざまなフィールドで活躍。そのすべてにおいて成功を収めたディディの資産価値は1000億円ほどといわれ、フォーブス誌の「ヒップホップ長者番付」にも何度も名を連ねる億万長者でもあります。 トップまで上り詰めたディディはエンタメ業界の重要人物のみならず、国を動かすほどの大企業の会長や、ヒラリー・クリントン氏、今回大統領選に参加しているカマラ・ハリス氏とドナルド・トランプ氏といった政界人とも繋がりがあるなど、アメリカ全体においても重要な人物です。