「娼婦をスーツケースに入れてゴミ捨て場に…」全米騒然“ディディ事件”をSGDが徹底解説!
一体何が起きたのか?
ことの発端は2024年3月25日、ロスとマイアミにあるディディの2軒の豪邸が完全武装したアメリカ合衆国国土安全保障省の部隊に家宅捜索をされた衝撃ニュースから始まりました。 さらに家宅捜索と同時刻、ディディのプライベートジェットが国外へ飛んでいるという報道があり「ディディが国外逃亡した!」とニュースで話題になりました。 のちに明らかになったことですが、そのジェットにディディは搭乗しておらず、家宅捜索中は別荘で普通に過ごしていたので逃亡はしていませんでした。 「なぜ家宅捜索されたのか」についての憶測は飛び交うものの、確証的な情報が流れず時間とともに話題も薄れて音沙汰無しの状況がしばらく続いておりました。
そんな中、ディディが元恋人であるR&Bシンガーのキャシー(Cassie)にホテルの廊下で殴る蹴るの暴行に加え、髪の毛を引っ張って引きずり回すという衝撃映像をCNNが5月頃、急に報道をしました。 これは2016年に起きた暴行であるうえ、ディディはすでにこの件について2023年の11月頃にキャシーから訴えられていましたが、そのときは24時間以内という異例の速さで示談が成立。金額は明かされていませんが、ディディがキャシーに対して多額の示談金を払ったことが知られています。 家宅捜索から半年後の2024年9月16日、性的人身売買や恐喝、誘拐、放火などの容疑でやっとディディが逮捕され、現在アメリカ全土の注目を集めている状況です。 しかもディディの弁護士から裁判所へ約70億円での保釈を2回も要求していますが、却下されています。多くの場合、保釈を却下する理由は逃亡や証拠隠滅の疑いがあることが多いです。10月15日現在、ディディは拘置所に収監されている状況です。 さらに逮捕起訴だけに留まらず数多くの被害者が名乗り出ており、少なくとも14人の弁護士がディディに対する民事訴訟を起こす準備をしていると報道されています。 弁護士の中には性的暴行罪に関する訴訟を得意とする敏腕弁護士であるトニー・バズビー氏がいて、総勢120人もの被害者を弁護すると記者会見で発表。 犯行当時の被害者の中には9歳だった少年を含む25人もの未成年者も含まれていることも明らかにし、「第2のエプスタイン事件」ということでアメリカを驚愕の渦に巻き込む大事件へと発展している状況です。