「娼婦をスーツケースに入れてゴミ捨て場に…」全米騒然“ディディ事件”をSGDが徹底解説!
パーティーにはセレブや政界の大物も
ホワイト・パーティーに参加しているセレブや有名人は多く、参加している様子が確認できる写真も多数残っています。有名どころでは、俳優のレオナルド・ディカプリオ氏、プロバスケットボール選手のレブロン・ジェームズ氏、11月の大統領選挙を控えているカマラ・ハリス氏とドナルド・トランプ氏などが挙げられます。 この事件は政界にも影響があるのでは? という見方をしている人も非常に多いのですが、ホワイト・パーティーに参加しているからといってフリーク・オフに参加していたこと、または悪行に及んだことの証拠になるとも限らず、だからこそのややこしさもあるのです。 さらに注目を集めているのが、同じHIPHOP業界で名を馳せたジェイZとビヨンセ夫妻。世界中に名を馳せエンタメ業界での権力も大いにある2人ですが、特にジェイZはフォーブス誌に名前が必ず載るほどの億万長者です。そんな大物夫妻もいかがわしいパーティーに参加しただけでなく、ディディを手助けたしたことも多く、次逮捕される候補として上がっていて注目を集めています。 しかし不思議なことに、パーティーに参加した大物のセレブたちなどの有名人は、誰一人として公の場でディディの事件に触れるような発言をしてません。それゆえに怪しさが増しており、「次はどの有名人が逮捕されるのか?」と注目が集まっているのです。
この事件が与えるHIPHOP業界への影響
このディディ事件がHIPHOP業界に与える影響が気になるところです。HIPHOP業界がかなり変わるのはもちろん、アメリカのエンタメ業界全体に変化を与える可能性も大いにあるほどの事件です。 ちなみに現状のHIPHOP業界で売れやすい曲は残念ながら歌詞の内容がドラッグの摂取や性行為の美化、物質主義的なものが多く、業界内外でそれを問題視する人も少なくありません。 現在HIPHOP界でNo. 1ラッパーとして知られているケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)は、まさにその物質主義的な内容が売れてしまう現状を変えるべく、エンタメ業界全体に対して喧嘩を売るような内容の曲を自身のインスタページに上げました。それが話題を生んだ直後に、ディディは逮捕されています。 ◇ 業界でかなり権力のあるディディの逮捕と、ケンドリック・ラマーの業界への宣戦布告。HIPHOP業界にとってもかなり大きなふたつの事件が起きているので、個人的な意見としてはより良い内容を歌うラッパーが増え、業界全体が良い方向に進んで行くと予想しています。 もうひとつ注目されている点として、政界への影響があります。アメリカのエンタメ業界というのは「左寄り」な企業や政治家たちとつながりがあるという考えが根強くあります。 大統領選を目前としたこのタイミングでの逮捕は、右寄りである共和党のトランプ氏陣営が左側である民主党のカマラ・ハリス氏を失速させるためであるという噂もありますが、個人的には陰謀論の域を出ていないと思います。 とにかく今、エンタメ業界や政界の行く末に世界中から注目を集めている大事件なのは間違いないです。皆さんも結末がどうなるのか、 見守っていきましょう。 ショットガンダンディ=文 池田裕美=編集
OCEANS編集部