ジョンロブのスバ抜けた職人技に舌を巻く…。高額だけど唯一無二な名作イヤーモデルを追懐する
ジョンロブの「アレキサンダー」
まずは、チャッカブーツ、花見に履いて行きたいスニーカー、GWに履きたいスニーカー、夏に活躍するスニーカーの回に登場頂いた@nfukuda0613さんの投稿から。ジョンロブ(JOHN LOBB)の「アレキサンダー(ALEXANDER)」です。
ビスポークのアーカイブをベースにしたという「アレキサンダー」。 ホールカットにノルウェイジャンの クロスステッチ(出し縫い)をあしらい、オーバル型のアンスラサイト(色名。石炭の一種)のシングルバックルで仕上げています。 最大の特徴は、モンクストラップのイメージを一新するような、ヴァンプの切り替えに入れたクロスステッチとバックルで構成されるアッパーデザイン。熟練の職人技が駆使されています。 ラスト(木型)は7000、アッパーはジョンロブを代表するレザー、ミュージアムカーフとオックスフォードカーフの2種での展開。全世界500足限定です。 そんな「アレキサンダー」をすでに手中に収めたという@nfukuda0613さん。ちょっとブーツを見に行っただけだったのに購入してしまったそうです。 衝動フライイングゲットするには相当レベルの高い価格ですが、細部のディテールなどについて聞くと、今後同じようなモデルを作れる職人さんは確実にいなくなっていくので、決して無駄な投資ではない! むしろ良い買い物かと思います。
ジョンロブの「ヘンリー」
続いては、@hm007janさんの投稿から。ジョンロブの「ヘンリー(HENRY)」です。
2024年のイヤーモデルとして、2023年10月にリリースされたのが、一枚革のアッパーに細かいレザーのインターレースを手作業で施したオックスフォードシューズ「ヘンリー」。 一見ウィングチップに見えますが、じつは手作業でインターレース(刺繍のように細かいレザーの編み込み模様)を施し、その両サイドを繊細なダブルステッチで取り囲むという驚くべき職人技で仕上げられています。 こちらも全世界500足限定で、シリアルナンバー入りでした。 「ヘンリー」は、@hm007janさんのご子息の生まれ年のジョンロブイヤーモデル。そして、@hm007janさん自身も年男! "いつか、この2024イヤーモデルのジョンロブを、息子に託せたらロマン"との記載がありましたが、革靴の大いなる魅力のひとつです。 @hm007janさんが刻んでいく歴史をご子息に委ねられるよう、ぜひ大切に愛でながら履き続けてください。