カフェとギャラリーで、デザインシティ・バンコクを巡る。【タイのデザイン&アート】
若手クリエイターが手がける、新デザインを巡ろう。
美術館にギャラリー、カフェなど、デザインが光るおしゃれスポットが増加中。デザイナーや写真家が仕掛ける、タイアートの現在形をチェック! カフェとギャラリーで、デザインシティ・バンコクを巡る。【タイのデザイン&アート】 近年、タイのアートシーンが注目を集めている。その背景にあるのは、若手アーティストやクリエイターの活躍と、その受け皿となる美術館やギャラリーのオープンだ。アートシーンの火付け役で2012年に誕生したバンコク現代美術館は、大手企業の創業者がプライベートコレクション展示をきっかけに開館。透かし彫りが美しい建築と、現代アートの視点で再解釈した仏画は見ごたえがある。 古い建物をギャラリーやカフェにリノベーションするケースも。美大生などアーティストの卵に無料ないしは格安でスペースを貸し出すSACギャラリーやフォトホステル&フォトカフェは、旅人にとっても刺激的なアドレスだ。ギャラリーのようなカフェをひと休みスポットに、バンコクの最新デザインクルーズに出かけてみたい。
仏画からストリートまで、タイアートのいまを知る。
MOCA (Museum of Сontemporary Art) バンコク現代美術館 携帯電話会社ディータックのオーナーが集めたモダンアートが主なコレクション。階によってテーマが分かれ、影絵芝居人形などタイの伝統芸能にまつわるアイテムから、仏画をモチーフに国内外のアーティストの独自の解釈で描いた絵、ストリートで活躍するグラフィティアーティストのアレックス・フェイスの作品まで展示され、タイアートの今昔がわかる。タイを代表するデザイン事務所PIAが手がけた建物はファサードの透かし彫りから差し込む光が美しく、作品同様一見の価値あり。
MOCA (Museum of Сontemporary Art ) バンコク現代美術館 499 Kamphaengphet 6 Road, Ladyao, Chatuchak tel:02-016-5666 ⓈBANG KHEN 営)10:00~18:00 休)月 ※祝不定休 料金:一般280バーツ https://mocabangkok.com