83号車フェラーリが優勝、トヨタは7号車が首位快走も黄旗違反で2位【WEC第6戦ローンスター・ル・マン 】
8号車トヨタはアクシデントやペナルティでレースを作れず
トヨタのもう1台、8号車トヨタは12番手スタートから徐々に順位を上げ、レースが折り返しを過ぎた頃にはドライバーズタイトルを争うポルシェ6号車を攻略して6位までジャンプアップ。 しかし、ピットストップからのアウトラップでその6号車ポルシェと接触し、左リアタイヤをパンク。この接触で30秒のストップ・アンド・ゴーのペナルティを科され、さらにその後、ブルーフラッグ無視によるペナルティも受けて、結局15位に終わった。 2台のトヨタにとっては惜しい結果となったが、それでも7号車が2位でフィニッシュして大きなポイントを獲得し、マニュファクチャラーズ選手権ではポルシェを逆転して首位を奪還。ドライバーズ選手権でも7号車トヨタが6号車ポルシェに12ポイント差まで詰め寄ることになった。 2024年WECシリーズも、9月15日の富士6時間と11月2日のバーレーン6時間の2戦を残すのみ。第6戦ローンスター・ル・マンでは敗れたものの、2台のトヨタは決勝でフェラーリ、ポルシェを凌駕する速さを見せただけに、チャンピオン争いがいよいよおもしろくなってきた。 次戦WEC第7戦富士6時間は、1週間のインターバルをはさみ、9月13日に富士スピードウェイで開幕、決勝は9月15日11時にスタートする。
2024年WEC世界耐久選手権第6戦ローンスター・ル・マン 決勝
1位 83 フェラーリ 499P・リシャールミルAFコルセ(クビサ/シュワルツマン/イエ)183周 2位 7 トヨタGR010ハイブリッド(デフリース/小林可夢偉/コンウエイ)+1.780s 3位 50 フェラーリ 499P・フェラーリAFコルセ(フオコ/モリーナ/ニールセン)+26.282s 4位 2 キャデラックVシリーズR(バンバー/リン)+46.924s 5位 35 アルピーヌA424(シャタン/ハブスブルク/ミレッシ)+70.513s -------------- 15位 8 トヨタGR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮)+2周