堤真一が妻に先立たれた夫演じる「妻、小学生になる。」ほっかほっか亭とコラボ弁当も
愛する妻と死別し生きる意味を失った主人公を堤真一が演じるドラマ「妻、小学生になる。」(TBS系、22時)が21日スタートする。村田椰融氏の人気コミックが原作で注目を集めるが、どんなドラマなのか。
妻に先立たれた夫 家族再生がテーマ
人生100年時代と言われる昨今、配偶者と死別したあとも長く人生を生きなければならない人は多い。男女の平均寿命から考えると男性より女性のほうが配偶者を失った経験者は多そうだが、このドラマの場合は妻を亡くした夫が主人公。昔から「男は妻に先立たれるとダメだ」とはよく言われる。男性のほうが、その後の人生の立て直しが困難だと感じる人が多いというのだ。妻がいなければ何もできない自分を実感し、失ったときに妻の存在の大きさを本当の意味で知るのかもしれない。 堤が演じる新島圭介(にいじま・けいすけ)は、まさにそんな状況に置かれている。極度の愛妻家だが10年前に石田ゆり子が演じる最愛の妻・貴恵を亡くして以来、残りの人生を“余生”だと思っている。生きる意味を失い生気が感じられない圭介は、周囲から陰鬱な男に見られるようになった。唯一の家族である一人娘の麻衣(蒔田彩珠)の幸せを誰よりも願っているが、生活費を稼ぐ以外何もしてやれないことが心苦しくコミュニケーションもうまく取れないまま。そんなある日、ランドセルを背負った見知らぬ女の子・白石万理華(毎田暖乃)が親子のもとを訪れる。なんとその女の子は外見は小学生なのだが亡くなった妻の生まれ変わりだったのだ。そこから生きることに再び向き合っていく圭介と妻、そして大人になりきれない娘の家族再生を描く。 しかし妻は小学生の姿であり、同居もできず門限も夕方。一緒にいると怪しまれ、喜びあまって抱きしめたら警察を呼ばれる始末と、コメディ要素も楽しめそうだ。 また同ドラマはほっかほっか亭とコラボレーションし、ドラマの中で最愛の妻が作るお弁当を「思い出の味 ミートボール弁当」として2月4日から全国の店舗で期間限定販売するという。 堤が同局系の連ドラに出演するのは2006年の「セーラー服と機関銃」以来。共演者はほかに森田望智、柳家喬太郎、飯塚悟志(東京03)、馬場徹、田中俊介、水谷果穂、小椋梨央、當真あみ、杉野遥亮、吉田羊ら。なお愛川蓮司役にキャスティングされていた萩原利久は急性穿孔性虫垂炎のため降板、杉野が代役を務めることになった。