「一生懸命 雪山を乗り越え乗り越えやってきた」迷い猫が家族になるまで…今は「ひとりでは寝れない」甘えん坊に
「一生懸命 雪山を乗り越え乗り越えやってきたたぬを見てほしい。(おすすめは0:25のぺちょ)」 【動画】雪の中を一生懸命歩いてきた猫さん 吹雪の中、よろけそうになりながらも、一歩、一歩、家の窓まで近づいてくる猫さんの動画が「たぬ@雪の日にやって来た迷い猫」(@tanu_tyan)さん(以下、飼い主さん)の「X」アカウントの固定ポストとなっています。「たぬ」くんと名づけられたこの迷い猫さんが、家族の一員となるまでのお話を飼い主さんにお聞きしました。
出会いは秋
固定ポストのたぬくんの動画は今から3年前の雪の日に撮影されたものですが、飼い主さんによると、実は最初の出会いは秋だったといいます。ちゅーるや猫じゃらしを購入し、姿を見かけたら気を引くところから関係を作っていったのだそう。 「秋口に初めで目撃した時は野良猫だと思っていました。ただ、その後何度か見かけるようになり、やはり長毛でしたので『どこかのお宅から逃げてしまって帰れなくなっている子だったら大変』と思い、とりあえず捕獲しようと思いました」
捕獲チャンレンジ期間
「家に遊びにきてくれるように、人間が窓を開けても逃げないように、さらには家の中まで入ってくるように慣らすための数ヶ月間にわたる『捕獲チャレンジ期間』がありました。せっかくお家まで来てくれても「窓を開けるだけで逃げてしまったり、今一歩で捕まえられずにサヨナラーという日もあったので…」 固定ポストの動画は「捕獲チャレンジ期間」に撮影されたもので、お迎えしてから現在に至るまでの過程がツリーで投稿されています。
「この子をもう一度外に出すことはできない」
「今も抱っこが嫌いで膝にも乗ってこない子なのですが、初めて捕まえた時は暖かかったのか人間のお腹の上で寝ました。(動画のように)これまで家に来た時に毛に雪が乗っている日もありましたし、きっと寒かったんだと思います」 やっとの思いで保護しましたが、もし飼い猫さんであれば元の飼い主さんに返さねばと警察や地域の保護団体や保健所に電話をしたものの、たぬくんを探している人は誰もいませんでした。そこで飼い主さんの家族はこの迷い猫を家族の一員として迎え入れる決意をします。 「お別れすることになる最期はきっと辛いけど、それでもこの子をもう一度外に出すことはできない、うちで一緒に暮らそうと家族会議をして、お迎えする覚悟を決めました」