【RISE】テッサ、階級差で小林愛理奈を退け王座防衛「このベルトは誰にも渡さない」
格闘技イベント『RISE 184』 2024年12月15日(日)東京・後楽園ホール ▼ダブルメインイベント① RISE QUEENフライ級(-52kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R 〇テッサ・デ・コム(王者/オランダ/Fight team Vlaardingen) 判定3-0 ●小林愛理奈(挑戦者/日本/FASCINATE FIGHT TEAM/第3代RISE QUEENミニフライ級王者) 【フォト】テッサが長い脚でハイキック! 小林は女子離れしたパワーを武器とするフルコンタクト空手出身の実力者で、戦績13勝(4KO)3敗1分の現RISE QUEENミニフライ級王者。前戦の『RISE 182』ではミニフライ級からフライ級に階級を上げ、ビョン・ボギョンと対戦。強烈なパンチのラッシュを繰り出し判定3-0で勝利を収めた。 対するテッサは第2代RISE QUEENフライ級王者でEnfusionフライ級王者。23年5月に当時の王者・小林愛三と対戦し、判定3-0で勝利。王座獲得を果たした。前戦となる23年12月の『RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』では1階級上のバンタム級王者・聖愛と対戦。ノンタイトル戦ではあったものの判定3-0で敗北した。 1R、サウスポーのテッサは左インロー、左前蹴りと先制。小林は接近の機会をうかがう。右ストレートを当てる小林だが、被弾してもテッサは下がらない。小林はローに合わせての右パンチをさらに当てる。 1Rの採点は2者が10-10、1者が10-9で小林。 2R、テッサはフットワークを踏み、左インロー、右フックと対角線の攻撃。小林も右インローを返す。接近戦でヒザを放つテッサに、小林もパンチを合わせるが、テッサはヒザ・ミドルと浴びせる。 2Rの採点は2者が10-9でテッサ、1者が10-10とする。 3R、小林は左右のフックから右ストレートで向かうが、テッサはヒザを返し、首相撲で押さえる。小林は右インローでテッサの脚を跳ね上げるが、テッサはヒザ蹴り、跳びヒザとヒザの本数を増やして小林を止める。小林もしかし打ち合いに持ち込み、左ボディを効かせる。 3Rの採点は2者が10-9でテッサ、1者が10-10をつける。 4R、テッサは右ジャブから左ロー、左ヒザ。オーソドックスにも変わって小林を攻める。左ボディを決める小林だが、テッサはすぐ前に出て無効化する。テッサは跳びヒザも見せて攻め、小林が放つ胴回し回転蹴りも見切ってかわす。 5R、小林は開始から前に出て左フックを顔・ボディに振るう。嫌がる様子を見せたテッサだが、前蹴りとハイ、プッシングで追撃を防ぐ。小林が振るうパンチにテッサはカウンターのヒザ。フラフラになりながらパンチを繰り出す小林だが、テッサをとらえられない。 判定は50-48、50-46、49-46の3-0でテッサ。強さを見せ小林を退けた。 王座防衛に成功したテッサは「再びここで戦えて嬉しいです。ベルトを守って、私は真のチャンピオンだと言うことができます。このベルトは私の物です。誰にも渡しません。RISEのみなさん、スポンサー、みんなに感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。