折り紙のように組み立てるだけ! ガーメントバッグのように持ち運べる折りたたみカヤックの実力とは
2024年3月30日(土)・31日(日)の2日間、代々木公園で開催された「OUT DOOR DAY JAPAN 2024 TOKYO」。広大な会場にはアウトドアメーカーや関連ショップ、自動車メーカーなど126ものブースが並び、2日間の開催で約12万人のファンを熱狂させました。ここではソトラバ編集部が同イベントに潜入し、気になったアイテムをご紹介したいと思います。 【写真】オル カヤックの組み立て方を見る(全17枚)
カヤックでアウトドアを満喫!
アウトドアが市民権を得たいま、キャンプ場をベース基地として多種多様なアクティビティを楽しむアウトドアマンが増加中です。ブームが過熱していた頃は「アウトドア=キャンプ」という図式が当たり前でしたが、最近はキャンプしながら釣りやトレッキング、SUP、サーフィン、シュノーケリング、バードウォッチングなど、より充実した休日を満喫するのが定番になりつつあります。 なかでも憧れを持ちながらも手が出せないのがボート。ファルトボートやインフレータブルのゴムボートであればファミリーカーでも持ち運ぶことは可能ですが、組み立ての時間や撤収の手間を考えてしまうと正直面倒です。また、ワンピース構造のカヌーやアルミボート、カヤックなどを保管するスペースが必要となり、住宅事情を考慮すると手が出せないと言うのが実情です。
日本の折り紙から着想を得た「オル カヤック」
そこでボート遊びはしたいけど収納するスペースがない…とお困りのアウトドアマンにおすすめなのがUPI(アンプラージュインターナショナル)のブースに置かれていたフォールディングカヤックの「ORU KAYAK」です。 日本の折り紙から着想を得て開発された折りたたみ式のカヤックは、軽量かつコンパクト。素材には同社が10年の歳月をかけて開発した「Our Plast」が使用され、操船中に岩や障害物に接触しても安心の耐久性、耐摩耗性を備えています。 素材を簡単に説明すれば中空構造のビニール製段ボールのようなもので、たくさんの空気を封入した素材が浮力体となり、安定感と浮沈構造を実現しています。同素材は約2万回の折り曲げを繰り返しても耐えうるタフさあり、長きに渡って使用できるのも嬉しいポイント。組み立ても簡単で慣れてしまえば1~3分ほど。折り紙と同様、折り目に沿って広げるだけで組み立て完了です。