ロシアのプーチン大統領 国民に向けた新年ビデオ演説 「兵士は真の英雄」 長期化するウクライナ侵攻を正当化
ロシアのプーチン大統領は12月31日、国民に向けた新年のビデオ演説で、ウクライナ侵攻を念頭に軍の関係者を「英雄」とたたえた上で「我々は前進する」として攻撃を続ける考えを示しました。 2024年のビデオ演説は約3分半で、大統領府・クレムリンを背景におこなわれました。 演説でプーチン氏は「我々は大きな目標を掲げて達成した」とした上で、「さらなる発展のために強固な基盤を築いた。すべてうまくいくと確信している。前進するのみだ」と述べました。 ウクライナ侵攻を継続する考えを改めて示した形です。 また「兵士は真の英雄だ」とし、軍の関係者を称賛しました。 2025年についてプーチン氏は、「祖国防衛の年」にするとしています。 ロシアが2025年に第2次世界大戦でドイツ戦に勝利してから80年を迎えるためで、ウクライナ侵攻に参加した兵士らをたたえるとしています。 長期化する侵攻を正当化し、国民の一体感を高める狙いがあるものとみられます。
フジテレビ,国際取材部