大阪府・吉村知事が定例会見1月12日(全文3)まだ第6波の入り口部分でこれじゃないか
重症化率がどのぐらいになるかは分からない
冒頭申し上げたとおり、人口比で沖縄の1700人は大阪の1万人ですから、もっともっと増えてくるっていうことはやっぱり考えると。今までの波で想定していた数ではないだろうと。あとは重症化率がどのぐらいになるかは、ちょっとここは分からない。けれども、重症化率はそこまで高くないだろうっていうのが今の専門家の多くの意見ですが、まだちょっと見えません。もちろん重症化はしますよ。先ほど申し上げたとおり、5人のうち、お1人はオミクロンの疑いが非常に高い。もちろん、これはだってものすごく高齢の方とか、もともと非常に抵抗力が低い方っていうのは世の中多くいらっしゃいますので。そういった方が感染すると、それは重症化になる。重症化ゼロは絶対に無理なので。重症化は出ると思うんですけど、その率についてはちょっと分からない。どうも低いのは間違いなさそうだけれども、どのぐらい低いかもちょっとまだ分からない。なので、非常に警戒しなければならないとは思っています。
あくまで病床を基本にして判断するのか
毎日新聞:病床側の、まだ比較的余裕があるとはいえ、感染拡大の規模が、拡大を続けていきますと先に、今、知事がおっしゃられたように社会インフラが止まってしまう可能性が危惧されているということで、まん延防止ですとか緊急事態宣言を要請する際に、あくまで病床を基本にして判断するのか、あるいは感染規模も注視して判断するのか、その辺りの兼ね合いについて考えておられることがあれば教えてください。 吉村:原則的にはやはり重症化率、重症者の数、病床だと思いますが、感染者の数についてもやはり考慮に入れるべきだと思っています。これだけ、これだけっていうか、まだ今回、週明けの1700で、あしたがどういう数字になるか分かりませんが、これだけ感染拡大が強い、そして別の意味での医療の危機が生じる可能性が高いということであれば、このコロナの重症病床が逼迫する前に別の理由で医療とか、非常に重要なライフラインが一部機能停止をする可能性があるということなのであれば、そういったこともやはり頭に入れた判断っていうのをする必要があると思っています。 あるいは国全体として、これは5類の議論もありますけれども、受け入れるという判断をするかどうか。受け入れるという判断をしないのであれば、しない中で、じゃあおまえら自治体ちゃんとやれというのであれば、それはやはりそのリスクも考えた上で判断しなければならないと思っています。 毎日新聞:一方で、社会経済も回していかなければならないと思うんですけれども、まだオミクロンの中身については分かっていない部分が多いと思うのですが、今のところ重症化する症例が少ない可能性があるということで、軽症、中等症は一方で埋まっていく可能性が高いと思うんですけども、その中身も重要ということで、例えば社会経済との両立を考えた場合に、例えば軽症、中等症の中で、より重い中等症のみを独自で公表するなどの考えはありますでしょうか。中等症のみを公表というか、数字として出していく考えがあるか。 吉村:数字として公表というか、中等症についてはリアルタイムでは分からないので、のちに医療機関から報告を受けて分かるということにもなります。なので、ただ、分かってる部分は公表してますので、ちょっとまとめたまとめた公表になると思ってます。例えばですけど、ここには出てないかな。1月11日までの分については、これ本部会議で出した資料でしたかね。本部会議では出してないのか。