パリ五輪に映る素敵な建築の正体は!?著名建築家が手掛けたパリの現代名建築12選。オリンピックと一緒に楽しめる会場も!
11 サマリテーヌ リヴォリ館/SANAA
創業1870年のパリの老舗デパート「サマリテーヌ」が、2021年にリニューアル。アール・ヌーヴォー建築のポン・ヌフ館が改修されると共に、リヴォリ通りに面したリヴォリ館が妹島和世と西沢立衛の建築ユニット・SANAAの設計によって改築されました。 うねうねと波打つガラス張りの現代的なファサードが、パリの目抜き通りで存在感を放っています。
12 アルベール・カーン美術館/隈研吾
パリ西郊のブローニュの森に、2022年にオープンした隈研吾さん設計の美術館。貿易商のアルベール・カーンが世界じゅうを旅した風景を72,000点のカラー写真と183,000mに及ぶフィルムに記録したコレクションを、世界五大陸の庭園と共に展示しています。 アルミのパネルで覆われた建築は外から見ると硬質な雰囲気ですが、中に入るとガラスの壁の向こうに緑の庭園が広がる柔らかな空間が広がります。建物の外側に庭園と美術館をつなぐ縁側“engawa”があるのも魅力。
現代を代表する名建築の数々と共に、歴史を感じさせるクラシックな建築が街を彩るパリ。オリンピック・パラリンピックの熱気のなかで、感性を刺激するパリの魅力が再び注目されています。