輸入車が売れてない!? 逆境のフォルクスワーゲン、復活の鍵は次期「ゴルフ」にあり!
次期ゴルフへの期待
しかし日本での販売量が減っているのと同様、ヨーロッパでも、もはやゴルフは最量販モデルではない。フォルクスワーゲンの中でも、現在ヨーロッパで最も売れているのはT-Rocである。 フォルクスワーゲンはディーゼルゲート以降その開発力をBEVに集中させ、ID.シリーズなどBEVラインアップを充実させてきた。その影響で、内燃機関搭載車の進化のスピードは遅れてしまったことは否めない。 ID.シリーズは思うように売れず、フォルクスワーゲンは戦略の立て直しを迫られている。BEVの需要は急速には広まらないことが明らかになったいま、内燃機関搭載車の競争力を高める必要があるのは明白で、フォルクスワーゲンにとってゴルフの競争力アップは喫緊の課題だ。 次期ゴルフがどのようなモデルチェンジを遂げるのか、いまから楽しみではある。
文=山崎明