名古屋市・河村市長が定例会見3月29日(全文3完)歴史的建造物の復元から外れやせんか
名古屋市の河村たかし市長は29日午前、定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「名古屋市、ワクチン接種クーポン券を発送開始 河村市長が定例会見(2021年3月29日)」に対応しております。 【動画】名古屋市、ワクチン接種クーポン券を発送開始 河村市長が定例会見(2021年3月29日) ◇ ◇
名古屋城天守にエレベーターを設置すべきか
朝日新聞:ちょっと政策の話に戻すんですけど、名古屋城の天守、復元のほうですけど、ある候補の方はエレベーターを付けるっていう方針を発言されたと聞きまして。市長、今のところ国際コンペも始まってませんけれども、この木造天守のエレベーター、今のお考えをお願いします。 河村:名古屋城は本当にあれですわ。名古屋城の役人といいますか、スタッフの皆さんが、どえりゃあ丁寧な対応をされて本当にグッドジョブだったと思いますよ。そんでこのたび石垣部会さんでオーケー出していただいて。ほんで全体部会やって。それから、取りあえず本物の申請の前段階、文化庁からいただいとる宿題を全部提出するという運びになりまして、本当に良かったですけど、これは。名古屋城の努力ということが大きかったと思うけど。 エレベーターについては、わしは、考え方いろいろあるけど、しょっちゅう言ってますけど、11人乗り造ってくれ言っとらしたんですよ、前。電動車椅子が乗れるように。11人乗り付けると、柱10本、はり30本取らにゃいかんで。そうなりますと中が持たんもんで、構造的な体力が。そうすると、そもそも木造でできんのでないかというふうにいわれておりました、これは。 そうなると、なんなんだと。歴史的建造物の復元というのから外れやせんかと。それよりやっぱり名古屋の誇り、世界の誇りとして、やっぱり往時の400年前の姿を再現して、その中でどうやって上がってもらうように考えようかというところを考えてこうというて、僕はそっちのほうですから。いわゆるエレベーターという考え方は、電動車椅子だと、そういう話でしたよ。柱10本、はり30本。【****00:53:57】、確かそのとおりですわ。取らんならんのですよ。本当、中持たんようなるもんで。鉄骨入れるのかと、大事なところ。これではちょっといかんで。こういういわゆる障害者の皆さんの法律も、合理的な配慮を求めるということでございましてね、これは。合理的な配慮の中で考えていくということは全力投球させていただきたいと。障害者の皆さんともよう話し合って、それは思っております。思っておりますけど、単純にぽっとエレベーター付けてもらって、なんか鉄骨の建物になってまったら、これはもういかんでしょう。