「予定があって無理です」よりも何倍も効果的…「今度も誘おう」と思ってもらえる愛され上手の"断り方"
■いろんな感情で「はぁ」と言ってみる こんなことですら、相手の「行く」「行かない」の行動が変わる可能性があります。 前者だと何やら楽しくなさそうだし、後者だと何かワクワクする感じがしませんか。 こうした言い方の練習は「言い方の変化を録音する」というやり方もありますが、僕がオススメなのが、いろんな感情で「はぁ」と言う『はぁって言うゲーム』(幻冬舎edu)という商品です。 怒っているときの「はぁ」、ボケているときの「はぁ」などなど、与えられたお題を声と表情だけで演じて、当て合うカードゲーム。状況に合わせた言い方の練習になると思います。 こうやって、同じ言葉でも「言い方の変化」ができるようになると、悪い誤解が生まれる確率をグッと下げられるようになるでしょう。 ■難しい人は「少し笑顔で言う」だけでも大丈夫 僕は以前まで、初対面の人には必ず「怖い人」と勘違いされていました。 しかし、この「エンタメの言い方」に変えたら、その誤解は生まれなくなったのです。 ものすごく細かい変化ですが、それだけで大きな変化がありました。 ですので、みなさんも自分なりの「エンタメの言い方」を練習していきましょう。それだけで、本来は誤解されて生まれてなかった人間関係ができるかもしれませんよ。 ただ、どうやっても「言い方に変化」をつけるのが難しいと思う方もいると思います。 そんな方は、「少し笑顔で言う」ことを心がけるだけで大丈夫です。それだけで相手は、不安にはならなくなるはずです。(「殴るよ?」とかを笑顔で言うと、逆に怖くなるからそういうのはやめてね) こういう細かなことも自分のコミュニケーションの手札を増やすことに繋がります。手札が増えれば、様々な状況にも対応しやすくなるはずです。そしていつしか「コミュ力が高い人」になります。 まずは「言い方」から意識をしてみましょう。 ---------- 芝山 大補(しばやま・だいすけ) ネタ作家 1986年兵庫県生まれ。2007年、NSC大阪校に入学。2009年、2011年にはキングオブコント準決勝進出。現在はネタ作家に転身し、賞レースのファイナリストなど、芸人300組以上のネタ制作に携わる。2019年からは、「笑いの力で人間関係に悩む人を救いたい」という想いから、お笑いの技術を言語化して伝える「笑わせ学」に取り組む。講義やイベントでの指導、YouTubeやTikTokでの活動を通じて、多くの人に芸人の技術を伝えている。著書に『おもろい話し方 芸人だけが知っているウケる会話の法則』(ダイヤモンド社)、『お笑い芸人が教える みんなを笑顔にしちゃう話し方』(えほんの杜)、『お笑い脳』(KADOKAWA)。 ----------
ネタ作家 芝山 大補