【鈴鹿8耐】アズールレーンコラボの15号車IRF、『ノートラブル完走&チーム最多周回更新』の目標達成! ライダー達はやりきった表情
2024年の鈴鹿8耐に参戦した15号車IRF with AZURLANEは、目標としていたノートラブル完走を達成。ライダー達も安堵の表情を浮かべた。 【ゲームキャラのコスプレが大人気】今年もアツい! 2024鈴鹿8時間耐久ロードレース ヤマハ社内・グループ会社の有志によって結成された磐田レーシングファミリー(IRF)と人気のスマートフォン向けゲーム「アズールレーン」のコラボチームは今年で3年目。ゲーム内キャラクターのコスチュームをまとったレースクイーンなど、異色のコラボとして話題を集め、レースファン、ゲームファン両方から注目される存在となっていた。 2024年の鈴鹿8耐に向けて、IRFは昨年の鈴鹿8耐では初出場ながら奮闘した遠藤晃慶と、今年初めての8耐出場となる高居京平の若手コンビに加えて、鈴鹿8耐にこれまで何度も出場しているベテラン宮腰武の3名のラインアップで挑んだ。目標は、ノートラブルでの完走と、チーム史上最多周回(202周)の記録更新だった。 迎えた決勝レースで15号車IRFは、206周を走破し、27位でフィニッシュ。掲げていた目標を共に達成した。 レース後、motorsport.comに対し遠藤は「なんとか走り終えました」とやりきったという表情を見せながら語った。 「(ノートラブル完走に関しては)ただ実は一回コースオフをしてたんですよね。なのでそれが”審議対象”でどうなるかはわからないですけど、走り終えました。疲れましたね(笑)」 また今回が初めての鈴鹿8耐挑戦だった高居は「僕はとりあえず『やっと終わった』と安心しました」と言う。 「(8時間レースは)厳しかったですね(笑)……特に3スティント目は結構限界が来てしまっていて、全然ペースを上げられず、目標に響いてしまうのではないかと不安でした」 「ただなんだかんだで、206周を走りきれて、今は安心しています」 チーム最ベテランの宮腰も、今回の8耐の暑さには苦しめられたという。 「僕は2スティントしか走りませんでしたけど、それでも2本目は出し尽くして、疲れました。今回本当に暑かったので、ペース配分が大変でした」 なお最終スティントを担当した遠藤は、チームベストとなるラップタイムを記録。ここは狙っていた部分があったようで、高居に負けたくない気持ちがあったという。 「チームベストタイムは、出しに行きましたね」 「もちろん、マージンは残していました……残していたということにします(笑)」 そして宇田久人監督はウィークを通して安定した走りをしていたメンバーは、期待通りの走りを見せてくれたと称賛した。 「選手の走りはウィークに入って、もうすごく安定していました。なので、見ていて安心感もあったし、決勝も期待できるなって思っていました」 「本当その通りになったなというので、もう凄い、凄いなって思うし、ありがとうという気持ちでいっぱいです」
永安陽介