浦和スコルジャ監督 来季続投へ 25年クラブW杯、06年以来のリーグ制覇見据える
浦和のマチェイ・スコルジャ監督（52）が来季も続投することが3日までに分かった。8月にペアマティアス・ヘグモ前監督の解任に伴い浦和に復帰。初陣となった9月のG大阪戦で勝利を飾るも、一時は4連敗で残留争いに巻き込まれた。12位と苦しい状況が続くが、昨季J1最少の27失点やアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）優勝などに導いた手腕に来季も託すことになる。 スコルジャ監督は94年に指導者としてのキャリアをスタート。06年W杯ドイツ大会にはポーランド代表のアシスタントコーチとして同行した。同国1部ではヴィスワ・クラクフ（07―08年、08―09年）とレフ・ポズナン（14―15年、21―22年）で優勝をそれぞれ2回ずつ経験。また、18年から20年まではU―23UAE代表を率いていた。 クラブは直近5年間で5度の監督交代。今夏に元日本代表DF酒井宏樹やDFアレクサンダー・ショルツ、MF伊藤敦樹らが海外へ移籍し、主力メンバーは大幅に変わった。シーズン中に主将が2度交代するなど異例づくしの1年となっている。25年に米国で開催されるクラブW杯や06年以来のリーグ制覇に向けて、チームの立て直しを図る。
