【メンズ】高感度ショップで2024年売れたブランド&2025年注目のブランド
2025年注目のブランド:ビブリオテーク(BIBLIOTHERK)
「ビブリオテーク(BIBLIOTHERK)」は、畑龍之介が手掛ける日本のファッションレーベル。レーベル名はデザイナーが思春期に過ごしていたドイツでの経験に由来しており、ドイツ語で図書館を意味する「BIBLIOTHEK」に「RYUNOSUKE」の「R」を入れ込んだ造語となっている。2022年秋冬シーズンにデビューし、2024年春夏シーズンから本格始動した。なお、インターナショナルギャラリー ビームスは特集記事「2024年秋冬注目のブランド」でも選出していた。 前回「2024年秋冬注目のブランド」として挙げたビブリオテークに引き続き注目しています。ミニマルながらも静かな力強さとファブリック使い、独特のパターンメイキングが魅力のブランド。2024年秋冬からの買い付けでしたが、今シーズンは生産トラブルなどもあったようで店頭にまだ並んでいない状況のため、次シーズンこそは期待しています。(インターナショナルギャラリー ビームス メンズディレクター 鈴木浩矢)
GR8
世界各地の人気ブランドや気鋭のレーベルを取り扱い、多くのクリエイター、デザイナーとも親交の深い東京・原宿のセレクトショップ。Ye(カニエ・ウェスト)やリアーナをはじめとする海外セレブリティからの支持も厚い。
2024年売れたブランド:キコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)
ブルガリア人デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)が、セントラル・セント・マーチンズ在学中に英国ファッション評議会(BFC)による「NEWGEN MEN」支援デザイナーに選ばれ、卒業後すぐにブランドを始動。2017年春夏シーズンから本格的に展開をスタートした。2018年から現在まで継続して「アシックス(ASICS)」との協業を行っているほか、2023年には「ヘブン バイ マーク ジェイコブス(Heaven by Marc Jacobs)」とのコラボレーションを発表するなど、多岐にわたる活躍を見せている。BFCが主催する「ザ・ファッション・アワード2023(The Fashion Awards 2023)」では、ブリティッシュ・メンズウェア・デザイナー部門にノミネート。2024年3月に、ブランド初となる直営店を東京・原宿にオープンした。 今までもお客様がしっかり定着しているブランドでしたが、東京に路面店が出来てから、国内のお客様の間でさらに勢いが増しているように感じます。しばらく見慣れたトレンドが続くメンズウェア市場の中で、キコ・コスタディノフはパターンやテキスタイル、着方にも毎回驚きがあり純粋に楽しいと思えるので、スタッフの熱量がお客様にも伝わりやすくなっています。また、新しいテック調のブランドもたくさん出てきていますが、キコに影響を受けたと思われる要素を多く感じ、作り手側にも影響を与えているところからも注目度の高さが伺えます。(GR8 メンズバイヤー 高橋悠介)