「レスなだけ」なら、こんなに悩まない! 夫がバイセクシャル。問題が複雑になりすぎて、身動きがとれない40代夫婦
何度もお互いを求め合う映画のような熱い関係
二人の性生活は互いの欲望を解き放つかのように激しく、求め合ったといい、こんなエピソードも教えてくれました。 「初めての旅行先のホテルで、何度も何度も…。それこそ朝が来るまで行為が止まらなかったんです。まるで世界が二人だけのものになったような気がしていました。あの時の僕たちは、何もかもが新鮮で、お互いの体を知り尽くすことが生きがいだったように思います」 二人の情熱的な関係は、まるで映画のワンシーンのような日々であり、当時は周囲の友人たちからも羨ましがられていたようです。 「彼女と一緒にいると、すべてが輝いて見えました。仕事のストレスもプレッシャーも彼女の抱擁の中で全て消えていったんです。おかげで仕事は順調そのもので、念願の独立を果たせたのも支えがあったからです。それは本当に感謝していますし、出会えてよかったです」 偶然の出会いから何もかもがトントン拍子に進んで行ったと語るシンサクさん。ではレスに至るまでの経緯についても丁寧に教えていただきました。
順風満帆な結婚生活
「結婚したのは付き合ってから5年目ですね。独立して飲食店の経営を始めて、これから頑張らないといけない時に、彼女と一緒になりました。事業が軌道に乗るのか分からないなかで、よく付いてきてくれたなと思います」 結婚後、シンサクさんと奥さんの生活はさらに深まり、お互いに対する愛情も一層強まっていったそうです。二人は一緒に過ごす時間を楽しみ、互いの夢を支え合う理想的な関係だったようです。 「結婚当初の生活は本当に素晴らしかったです。彼女は僕の支えであり、僕は彼女の支えでした。当時は二人でどんな困難も乗り越えられると信じていました」 二人は夫婦でありながら、ビジネスパートナーのような関係でもあったようです。なぜならシンサクさんの奥様は上場企業で役職があり、部下が数十名キャリアウーマンのようで、お互いに上司としての視点で仕事の話が出来る間柄のようです。 「妻は僕よりもずっと頭が良くて、何より僕に足りない女性ならではの視点から物事を見てくれます。お店が右肩上がりで順調に成長していったのも、彼女の助言によるところが大きいですね」 全てが順調に進んでいた二人にやがて転機が訪れます。シンサクさんと奥さんの間には、結婚3年目に娘が生まれました。出産は彼らの生活に大きな喜びと同時に新たな挑戦ももたらしたといいます。 「娘が生まれた時の喜びは言葉にできないほどでした。とはいえ、お互いに働きながらの育児は予想以上に大変ですね。もちろん子育てもお金で解決できる部分はありますが、それでも娘が2歳ぐらいまでは、寝不足の日々が夫婦共に多かったと思います」 夜泣きやおむつ替え、そして育児の疲労が、二人の関係に新たな緊張をもたらしたようです。お互いに時間を見つけては育児の負担を分かち合う努力を続けたものの、次第にその疲労は二人の間に溝を作り始めたようです。 「娘が生まれた後、彼女の体力も気力も限界でした、僕も仕事のトラブルが重なり育児の両立に疲れ果ててしまったんです。そんな状況では自然と行為の頻度が減っていきますよね」