〈食べログ3.5以下のうまい店〉ドーナツ探求家も感動! おいしい記憶を呼び覚ます、ハワイがルーツのケーキドーナツ
溝呂木さん「「LOCO」では旬の食材を使用した、期間限定ドーナツにも大注目ですよ。夏には「ずんだクリームチーズ」というドーナツがありました。塩が利いていてこれもおいしかった!「ずんだ」とは枝豆をペースト状にしたもので、宮城県の「ずんだ餅」が有名ですね。」
プレーンドーナツとの相性は最高! ドーナツ×紅茶もお試しあれ
ハンバーガーのお供はフライドポテト、とんかつのお供は千切りキャベツ、インネパカレーのお供は巨大なナン、そしてドーナツのお供はコーヒー。そんな風に、食の世界では定番となった組み合わせがたくさんある。しかし、ドーナツのそばにいるのは、いつ何時でもコーヒーとは限らない。同店では香り豊かな紅茶を楽しむことができる。
同店では、1996年にアメリカで誕生した紅茶ブランド「Mighty Leaf(マイティーリーフ)」の紅茶を取りそろえている。高品質な茶葉を用い、ハーブなどをブレンドした香り豊かで味わい深い紅茶は、優しい味のドーナツと相性抜群。
特にカラッと揚がった素朴な「オリジナル(プレーンドーナツ)」テイクアウト183円/イートイン187円と合わせると、紅茶がドーナツの香ばしさや味を引き立て、よりドーナツそのもののおいしさを堪能できる。華やかなティータイムにもおすすめだ。
毎日、ドーナツは少しの量を揚げて、なるべくフレッシュなものを提供しているとのこと。タイミングが合えば、揚げたての「プレーンドーナツ」を食べることができるかもしれない。揚げたては表面がカリッカリ、中はほわっほわで格別。ドーナツを揚げる時間は決まっていないので、もしも来店時に揚げたての「プレーンドーナツ」があったら、その日はラッキーデイ。幸運を逃さずに、お店ですぐに食べるのが最高だ。
溝呂木さん「ドーナツは低温でじっくり揚げているそうです。菜種油をメインに数種の油をブレンドした揚げ油を使用。「子どもに安心して食べさせられるものを作りたい」という思いから、油も厳選しています。」
どこか懐かしく、記憶を呼び覚ます優しいドーナツ
同店のドーナツを食べて「懐かしい味」と感じるお客さんも多いらしい。その昔、1971年に大手ドーナツ専門店が日本にやってくるずっと前から日本ではケーキ生地のドーナツを家で揚げて食べられており、“ふくらし粉”を使って作るドーナツは、家にある砂糖をまぶした素朴なおやつだった。同店のドーナツは、それよりももっとずっと手が込んでいて、ソフトで繊細な食感だが「香ばしくて、優しい甘さ」という昔の家庭のドーナツとの共通点があり、それが“おいしい記憶”を呼び起こすのではないだろうか。