「1回のお出かけに45万の出費ってありえます~?」テーマパーク中毒の妻のヤバい「金銭感覚」と注意した夫に起きた「最悪の惨事」
リクルート じゃらんリサーチセンターが今年の9月に発表した「国内宿泊旅行ニーズ調査 2024 秋」によると、秋の行き先の予定トップは「東京都」。また、秋の旅行費用については、全体の宿泊費の中央値は15000円、交通費の中央値は15000円、現地消費金額の中央値は20000円となっている。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、今年の秋の旅行についてこう言う。 「この秋も引き続き、海外より国内旅行に人気が集まっています。紅葉が例年より遅い地域もありますが、行楽地やテーマパークは非常に混雑しています。 また、楽しい旅にするために、行先や予算は家庭で事前にしっかりと話し合っておくことがトラブル回避のポイントです。軽い気持ちで夫婦どちらかに選択や決断を委ねたり、あいまいな決め方をしたりすることで、後々揉め事に発展するケースもありますのでご注意ください」 今回、「秋の旅行」の費用面でトラブルについてお話を聞いたのは、39歳の居酒屋経営者である仁科達樹さん(仮名)。
達樹さんは長年、大手チェーン店の居酒屋の厨房で社員として経験を積んだのち独立。現在営んでいる開業5年目の居酒屋では、2名の社員と5名のアルバイトを雇っている。 「コロナ禍で辛い時期も経験しましたが、信頼できる社員に恵まれ、店は順調だと思います。 ただ、居酒屋の厨房の仕事が重労働なのは最初からわかっているんですが、経営は会社を興してみて初めて知ることも多いです。だから、『勤め人』だった頃とメリットデメリットの割合は同じくらいかなと」 達樹さんの妻は、以前勤めていた大手チェーン店の居酒屋の「総務部」契約社員だった。達樹さんの真面目でユーモアのある人柄に加えて熱心な仕事人としての姿勢に一目惚れしたそうだ。その後、妻は会社との契約期間が終了し、達樹さんと結婚。そして、達樹さんは個人事業主に。
居酒屋経営者として脱サラした際の夫の苦労を知る彼女。しかし、達樹さんが独立開店した頃から、少しずつ金銭感覚に変化が見られ、見栄っ張りになったという。 「たまたま付き合う友達が悪かったというのもあると思うんですが、妻は幼稚園から付き合いのあるママ友の影響で某大人気テーマパークにどハマりしたんです。それまでにも何度か行ったことがあったようですが、その親子と一緒に出かけてからめちゃくちゃハマってしまいました。 趣味や好きなことを持つことは、とてもいいことだし、人生は楽しんで欲しい。でも、一回のおでかけで45万円の出費は、さすがに記者さんだってブチ切れますよね?」 ☆ママ友の誘いで贅沢の味を知ってしまう達樹さんの妻。そのハマり度は加速していき金銭感覚はさらに狂っていく……。 次回、テーマパーク通いで変貌した妻はとんでもない事件を起こしてしまう。衝撃の後編へ☆ 取材・文/中小林亜紀 写真/getty images