【ブランドストーリー】働く女性のための服『ICB』の“美しいジャケット”に隠された話|CLASSY.
グループとして、ファッションを通じて社会貢献する活動も。オンワードブランドの衣料品をお客様より引き取り、環境コンセプトショップ「オンワード・リユースパーク」(東京・吉祥寺/ECサイト)にてチャリティ価格で提供。また、リサイクルして作った毛布を世界の被災地へ送っている。 能:そんな当時の広告からずっと打ち出しているのが、ジャケットです。働く女性にフィットする服が軸なので、ジャケットは外せないアイテム。その時々でトレンドはありますが、毎シーズン必ず作ってきました。写真のジャケットは、2020年の秋冬に、ブランド設立25周年を記念して改めて作った、ICBの定番的ジャケット。以来、毎年新作カラーも登場しますが、この黒は定番色としてずっとあります。 編:クラッシィ読者も、黒は一番好きな色です。 能:そうなのですね。黒はICBを象徴する色で、お客様もモノトーン好きの方が多いですし、スタッフも黒を着ている人が多いです。 編:このジャケットの特徴はどんなところでしょうか。 能:以前のジャケットは、スーツのジャケットのような形でウエストを絞ったコンパクトな形のものでした。このジャケットは今の時代に合わせて、シーンレスに着られるデザインに。カーデを羽織るくらいの感覚で着ていただけるように、ストレッチ性のある軽い素材を使っています。 編:今の働く女性は、リモートワークや副業、フリーランスなど様々な選択肢がありますから、いろいろな働き方に寄り添うデザインにされているということですね。 能:はい。ブランド設立から約30年が経ち、日本でも働く女性が当たり前の存在になって、ブランドの夢が現実になったと感じています。30年前は欧米中心の社会でしたが、今は日本からでもグローバルな発信ができる時代。これからもずっと、働く女性に寄り添って、応援するブランドでありたいと思っています。
ブランド設立当初から毎シーズン作っているのが、ジャケット。その時々のトレンドや女性の気持ちを掬いつつデザイン。NYのビルボード広告など、世界的なアーティストが制作に関わったビジュアルにも採用されている。