東京会場1500人超!第1回『恐竜学検定』を親子受験してみた。「見守り受験」制度や、受験者のリアルな感想もレポート
息子の様子 ~初めてのマークシート試験を見守りながら~
前日、息子は父親と一緒にテキストを一通り見直し、間違えた数問をしっかり覚え直したとのこと。当日は緊張する様子もなく、会場で楽しそうにきょろきょろと辺りを見回していました。その姿に、私も少し肩の力が抜けました。 これまで漢字検定を受けたことはあった息子ですが、マークシート方式の試験は初めて。私はそのサポートとして「見守り受験」を選びました。見守り受験は、他の受験者とは別の教室で、付き添い者と一緒に受験できます。受験中も小声でやりとりが可能で、親子で落ち着いて臨める環境でした。 私が隣にいる安心感もあったのか、息子は終始落ち着いた様子で、「受験番号をマークする方法」や「マークシートと問題用紙が別々になっていること」などをその場で説明してやることができました。 試験中は、息子が問題用紙に答えを丸付けし、それを私がマークシートに転記してやる、というスタイルで進めました。息子が1問1問真剣に回答するのを見守っていると、途中ふと顔を上げて私ににっこり笑ったことがありました。思わず小声で「なに?」と聞くと、「ママ、楽しいね」と。思わず笑ってしまい、心からこの試験の時間を楽しむことができました。恐竜への知識を競う試験である以上に、この日は息子と一緒に過ごす特別な時間になったように感じます。
試験内容について ~親子で挑んだ恐竜の知識~
恐竜学検定の試験内容は、テキストに忠実な問題もあれば、実はひっかけ、というような意外性のある問題も含まれていました。 息子からは事前に「僕が恐竜全般の知識を担当するから、ママは余計なことを言って惑わせないでね!」と言われていたので(笑)、そのスタンスで臨むことにしました。 息子の相手をしている中で気づいたのは、彼が年代や体長に関する問題を少し苦手としていることでした。確かに、小学2年生にとって数千万年というスケールや、何十メートルという大きさのイメージをつかむのは、難しいものです。 それでも、全体的にはしっかり取り組み、回答できていたので、合格ラインである70点はクリアしていたのではないかと思います。 私自身、今回の受験を通じて、学校のテストとは異なる「資格試験」という形式に触れることの意義を再認識しました。資格試験では、すべてを完璧に覚える必要はなく、合格ラインを満たすために必要なポイントを押さえる勉強の仕方も求められます。そのような「合格を目指した学び」の感覚も息子が掴むことができたなら、この試験に挑戦した意義は十分にあったと感じています。 恐竜の知識を学ぶ楽しさと、試験という形で挑戦する喜び。息子にとってこの試験がその両方を味わえる良い経験になったのではないでしょうか。