社会と戦う女性たちを描いた映画5選!
パワフルで勇敢な生き方に心動かされる!『グロリアス 世界を動かした女たち』
留学先のインドで性差別を受ける女性たちの悲惨な経験を聞き、帰国後にジャーナリストとして働き始めたグロリア。女性を商品として売り物にする『プレイボーイ・クラブ』の実態を暴いたり、テレビの対談番組に出演したりするなど、グロリアは女性解放運動の活動家として徐々に知られ始め、やがて女性主体の雑誌『Ms.』を創刊するまでに至る。女性解放運動のパイオニア、グロリア・スタイネムの若き日を『リリーのすべて』(2015年)のアリシア・ヴィキャンデル、40代以降を『アリスのままで』(2014年)のジュリアン・ムーアがそれぞれ熱演。2大オスカー女優がグロリアと仲間たちのパワフルで勇敢な生き方を教えてくれる。
有人周回飛行の成功に尽力した黒人女性たち!『ドリーム』
NASAの研究所に勤め、ロケットの打ち上げに欠かせない計算を行う黒人女性たち。その中でも飛び抜けた数学の才能をもつキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は、宇宙特別研究本部のメンバーに抜擢。国家の威信をかけたプロジェクトのため懸命に働こうとするが、白人男性ばかりのオフィスは決して心地よい環境ではなかった……。米ソ宇宙開発競争が激化していた60年代初頭、アメリカ初の有人周回飛行の成功に尽力した黒人女性たちの実話を映画化。給料が低いのは当たり前で、オフィス内には使用できるトイレすらない。そんな現実を知らしめながら、奮闘する女性たちの勇姿を描き全米大ヒットを記録した。
文=渡邉ひかる text:Hikaru Watanabe