「千葉、埼玉、新潟ではおなじみ?」「酸味と甘味のバランスが最高!」…。学校給食の超ロングセラー「アップルシャーベット」を作る中小企業はこんなにも凄かった!
―道の駅やファミマに直接卸したり、営業マンのフットワークが軽いんですね。 実は一昔前までは全然そうではなかったんです。弊社は大手の下請けが主体だったので何もしなくても依頼が来る状態でした。だから営業マンは基本的に電話を待っているスタイルで、卸さんへ直接訪問するのは年末年始の挨拶くらいでした。 でも新工場が完成した2000年頃から赤字が続いて、会社が大きく傾いていました。このころから会社を立て直すために営業や業務の進め方を見直していくことになりました。
後編となる『給食メーカーが介護食に大胆進出して遂げた復活』では、赤字続きから回復した話、少子高齢化の時代を見据えて、学校給食だけでなく介護食や病院向け食品を開発していった舞台裏や、その根底にある「食の課題を解決する」企業方針について話を伺っていく。 ■ギャラリー
横田 ちえ :ライター