月から飛んできた貴重な“隕石”を文字盤に採用【世界限定20本】スイス高級時計“ルイ・モネ”創業20周年記念モデル
“独自性”“創造性”“アート&デザイン”“希少性”の四つのバリューを掲げ、数々の権威ある機関から30以上の表彰を受ける時計ブランド“ ルイ・モネ”。その創業20周年を祝して発表されたスピード オブ サウンドは、機械式時計の機構にフォーカスしたコレクション“メカニカル ワンダーズ”と、宇宙をインスピレーションの源とする“コズミック アート”コレクションが融合されており、まさにブランドを象徴する時計といえそうだ。 【画像】月隕石と鉄隕石、二つの隕石の違いを拡大してもっと見る 軽量で腕への負担が少ないグレード5チタン製のケースには、サテン仕上げとポリッシュ仕上げが施され、その中に収められた文字盤には、スイスの彫刻・工芸作家“ヤン フォン ケーネル”によるがギョーシェ彫りが施された。 6時位置のムーンフェイズは、発光塗料で手描きした月をモチーフとする回転ディスクに、クレーターに由来する濃いブラックの月隕石(隕石ハンターのリュック・ラベンヌが2001年にオマーンのドファール砂漠で発見)をセット。コズミック アートのエッセンスが投入されたムーンフェイズ表示は、従来と異なり月相表示が隠れることなく月隕石採用したディスクを鑑賞することができる。
3時位置と9時位置のインダイアルには、中国ウイグル自治区内のアルタイ地区で発見された鉄隕石が用いられ、ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる細かい網目状の神秘的な模様が配されている。この模様は地球上で再現することができないうえ、天然が生み出す唯一無二の模様となるため、時計をより特徴づけるポイントにもなっている。 ムーヴメントには、1947年から1974 年までの限られた期間に、わずか1万3218個のみ製造されたという“Cal.Valjoux 88”を搭載。毎時1万8000振動のロービートで“クロノグラフ”“ムーンフェイズ表示”“カレンダー表示”を備えた複雑な手巻きキャリバーは、その性能と希少性から伝説的なムーヴメントと評価される。
本作では、その希少なオールドムーヴメントを丁寧に仕上げ直し、あえてカレンダー表示を隠すことで、クロノグラフとムーンフェイズ表示の存在感が際立たせられた。また、花やレースを彷彿とさせる手彫りのエングレービングが施された美しい姿が、ケースバックを通じて鑑賞することができる。 ケース一体型のベルトは、オープンワーク仕様のラグに接続されたアリゲーターレザー製。価格は1210万円が予定されている。
文◎Watch LIFE NEWS編集部