筑波山の東が土浦市街地、西がつくば市街地。(c) Kumi - stock.adobe.com

国土交通省は2024年9月6日、常磐自動車道（常磐道）桜土浦IC～土浦北IC間に、スマートインターチェンジ（IC）の新設を許可した。これにより、土浦駅やつくば駅周辺の市街地で発生する渋滞を回避し、高速道路へのスムーズなアクセスが期待される。 【画像】常磐道の土浦スマートIC（仮）はどこにできる？ 位置図を確認！

市街地の渋滞を回避！ 土浦スマートICを新設

2024年9月6日、国土交通省は常磐自動車道（常磐道）の桜土浦IC～土浦北IC間（茨城県土浦市）に、ETC専用のスマートインターチェンジを新設することを決定した。土浦スマートIC（仮）の東には土浦駅周辺の市街地、西にはつくば駅周辺の市街地がある。開通すれば、両市街地にとってアクセス性の高いインターチェンジとなる見込みだ。 現在、土浦の市街地とつくばの市街地には、複数の渋滞発生ポイントがあり、常磐道の桜土浦ICや土浦北ICのアクセスに時間を要する原因となっている。土浦スマートIC（仮）は、渋滞発生ポイントを回避して高速道路にアクセスできるようになるため、東京方面から土浦市街地までは約2分、水戸方面からつくば市街地までは約12分の所要時間短縮を見込む。 土浦スマートIC（仮）は、既存のサービスエリア（SA）・パーキングエリア（PA）を経由するSA・PA接続型ではなく「本線直結型」となる。高速道路の本線と市道を接続して乗り入れできるよう整備が進められる。

【土浦スマートIC（仮）の概要】 位置：常磐道 桜土浦IC～土浦北IC間 所在地：茨城県土浦市 接続形式：本線直結型 形式：全方向（フルインターチェンジ） 対象車種：ETC車載器を搭載した全車種 運用時間：24時間利用可能