大阪府・吉村知事が定例会見5月19日(全文1)未来を変えていただいている
大阪府の吉村洋文知事は19日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「若い世代の重症化・死亡例が増えている」大阪府・吉村知事(2021年5月19日)」に対応しております。 【動画】「若い世代の重症化・死亡例が増えている」大阪府・吉村知事(2021年5月19日) ◇ ◇
少しずつ減少の兆し
司会:お待たせしました。それでは知事の定例会見を始めさせていただきます。最初に知事から説明がございます。よろしくお願いします。 吉村:本日は新型コロナの状況、そして大阪における大規模接種会場について、また、予算について、補正予算についてのご報告、そして災害における避難勧告、避難指示の制度変更に伴うご報告が1点。もう1つは万博記念公園における大規模アリーナが決定いたしましたので、その点についてご報告をいたします。 まず新型コロナの状況ですけれども、なんとか府民の皆さん、事業者の皆さんのご協力を得まして感染が1000名、1200名と、ぐっと右肩上がりになっている状態から山を抑えて、そして少しずつ減少の兆しが見えているという状況になっていると思います。ただ、変異株、非常に感染拡大力が強いです。またいつ増加するか分からない。ここは非常に強い危機感を持って対応しなければならないと思っていますし、府民の皆さんもよりいっそうの感染対策のご協力をお願いいたします。
週平均600人台と非常に多い数
感染者数を見ましても、週平均でも600人台と非常に多い数でもあります。また、併せて、何より医療の逼迫と。極めて厳しい医療の逼迫が続いています。現在、緊急事態宣言期間中です。ぜひ府民の皆さんに、本当に大きな負担もお掛けをしているんですけれども、一定効果も表れ始めています。なんとか府民の皆さん、事業者の皆さんの引き続きのご協力をお願いいたします。 まず感染状況についてです。これは第4波です。1000名、1200名を超えるというような状況のときが約3週間続きました。このころは、大阪は感染者数2000名、3000名にこのままだとなるというような専門家の予測もされていましたが、本当にここは府民の皆さん、将来ここは誰も予測ができないわけなので、こういう状況になっている中で2000名、3000名にいくんじゃないかという状況で、府民の皆さんに本当に多くのご協力をいただきました。将来、ひょっとしたらこれは伸びてたかも分かりませんが、ある意味、未来を変えるということで、未来を府民の皆さん、事業者の皆さんで変えていただいているのがまさに今、現実となって表れていると思っています。 どういう状況になってきているかというと、2週間前でいくと0.79倍と。そして今週については0.75倍です。1週間の感染者数で見ると4482名ですので、週平均、7で割っても600名ということで、今なお非常に高い水準にあります。1週600名と、週平均600名というのは第3波の数をまだ超えているわけですから、第3波のてっぺん以上の数が今も新規陽性者として日々表れているという状況でもあります。今、緊急事態宣言期間中です。医療も非常に逼迫しています。ぜひ引き続きのご協力をお願いします。 これが年代別の7日間移動平均です。これにつきましても全体の陽性者は減っています。全体の陽性者が減り、かつ年代も全て減少傾向にあります。ブルーのラインが20代、30代ですけども、減少傾向にあると。そしてこの緑のところが40代、50代。赤のところが60代以上と。イエローが10代ですけれども。いずれも一番高いときよりは下がりつつありますが、ただ、いまだに総数としては非常に多い数の陽性者が日々発生しているという状況です。 医療提供体制です。極めて逼迫した状態が続いています。まず重症病症ですけれども、重症病床の運用病床、これは確保病床数を上回っていますから、運用病床と確保病床数がイコールになってますけども、確保病床数224、確保計画の確保病床数が224ですが、これは本当に多くの重症病床を見ていただく病院の力、協力も得まして、今352床です。