「緊急事態宣言」西村担当相が会見(全文1)理美容、ホームセンターは継続を
終息後は国内観光、消費、イベント需要を喚起
続いて経済財政諮問会議の概要を申し上げます。本日はまさに緊急経済対策を臨時閣議で決定いたしまして、そしてそれを裏付ける補正予算案の編成を急ぎ、1日も早くその成立をさせ、実行に移していくことで現在の難局を乗り越えていきたいと考えております。内容につきましてはもう今日も国会でもありましたし、多くのところで議論、話が出ておりますのでポイントだけ申し上げますが、2つのフェーズであります。 1つは緊急支援フェーズということで、医療の皆さん方の国民の命を守るというところで医療体制を整備していくこと、治療薬の開発、こういったところに力を置いた政策。そして資金繰り支援であったり2つの給付金であったり、こうしたものを早く成立させて、できるだけ早く本当に困っておられる世帯に、そして中小企業にお届けをしたいと思っております。 それから2つ目のフェーズが終息後を見据えたV字回復フェーズであります。これはもう何度も申し上げている、終息したのちには国内の観光、消費、こうしたイベントを喚起していくこと。それからマスクや防護服、これを中国に依存していた、こうしたことを国内回帰も含めてサプライチェーンを再構築していくこと。そして私が中心になって進めておりますデジタル・ニューディールによってデジタル化、リモート化、こうしたことを新たな社会の変革、進化につなげていく、こうした予算を盛り込んでおります。
地方公共団体向けに臨時交付金を創設
併せて地方公共団体が地域の事情に応じて、必要な事業をきめ細かに実施できる臨時交付金を創設いたしております。同時に遠隔医療、服薬指導、遠隔教育などを進める規制改革も盛り込んでおりますので、文字通り財政、税、規制改革全て総動員してのこの難局を乗り越えようという意思の表れである経済対策であります。 規模についてももうすでに数字が出ております。財政支出39兆円、そして事業規模108兆円程度の過去最大規模の経済対策であります。しっかりと実行していきたいと思いますが、引き続き事態の収束までの期間、それから広がり、それがまた経済や国民生活への影響、どういう影響を与えるのか、それを注意深く見ながら、見極めながら、必要に応じて時機を逸することなく臨機応変に必要な対策を果断に実行していきたいというふうに考えております。詳細については、この経済財政諮問会議、経済対策についても、また基本的対処方針についても後ほど事務方から説明をさせたいというふうに思います。私からは以上です。 司会:それでは質疑に移ります。最初に社名、氏名をおっしゃってからご質問をお願いいたします。NHKさん。