Apple Vision Pro デジタルマーケティング視点で体験してみた件
その動画内では、自分が相手から見えていることに気づいていないような行動をとる人々が多く(こそこそと写真を撮ったり、凝視して観察したり)、黒いゴーグルに対する得体の知れない奇妙な感情・好奇心をもっていることが伺えました。AVP自体の没入感の高さの一方で、逆に現実世界には馴染まず浮いているという逆転現象が印象に残りました。
製品自体とバッテリーは常用するには重く、軽量化、生活に馴染む製品デザインへの進化が期待されます。AVPは本体とバッテリーの重さが気になる点ではありますが、スマートフォンを操作するときのように下を向くことがなく、常に正面を向いて操作できる点が気に入りました。スマホ首・ストレートネックという言葉が、なくなる日もくるのではと期待しています。 私が幼少期のときに両親がもっていた初期の携帯電話は驚くくらいの大きさでした。そんな携帯電話が今や手のひらサイズのスマートフォンになって、まるで持ち歩けるパソコンへと進化し、私の脳内では勝手にコントロールZボタンを押すという癖までついている状態です。冒頭で話した「コントロールZを押してしまいたくなる」刷り込みが、今後新たなAVPのジェスチャーに更新される日も近いかもしれません。