ドルフィンズ、今季初出場の今村佳太「戦う姿勢をもっと見せていかないと何も変わらない」と課題挙げる
◇9日 りそなB1リーグ第8節 名古屋D72―99千葉J(ららアリーナ東京ベイ) 琉球から移籍し、9月に右手を負傷した今村佳太がリーグ戦で今季初出場を果たした。第1クオーター(Q)の残り7分7秒からコートに入った。シーズン前から期待されていた通り、ボールハンドラーの役割をこなす場面も見せ、「まずはこの舞台に戻ってきたことをうれしく思う。(戦列を離れて)歯がゆい気持ちだったし、チームも選手も苦しんでいる中で早く復帰したい思いだった」と胸中を明かした。 一方でチーム状態には強い危機感を募らせる。この日の敗戦で“借金1”に。「自分たちのバスケットボールが遂行できずにフラストレーションがたまってしまい、相手に流れを渡すパターンだった。中断期間前最後、明日の試合で修正しないといけない」と振り返った。 攻撃面でのスペーシングや、ペースアップしてからのキックアウトの質など課題を挙げつつ、1番の課題として「戦う姿勢」を挙げる。「戦術、戦略以前に戦う姿勢をもっと見せていかないと何も変わらない。自分たちが強いと思わず、チャレンジャー精神でゲームのスタートから立ち向かうことが必要」と口にした。
中日スポーツ