阪神の近本、楽天の辰己、中日の柳 移籍ありそうなのは? 早くも注目「FA権取得見込みの3選手」
「侍ジャパン合宿中の発言だったので騒がれたが(メジャー志向は)誰もが知っている。プレー面では走攻守ともに米国で結果を出せるようなスタイルを意識して取り入れてきた。私生活でも英会話に真剣に取り組むなど準備を進めている。大口を叩く時と真逆な真剣な姿は本気度を感じさせる」(楽天関係者) 昨年は様々な言動が大きな注目を浴びたが、グラウンドでのプレーでも目立った。全143試合に出場して、打率.294(537打数158安打)、7本塁打、58打点、20盗塁を記録。4年連続ゴールデングラブ賞、そして初のベストナインを受賞するなど大きく飛躍した。 「楽天や侍ジャパンのチーム編成上で3番を任されることもあるが、リードオフマンとしての資質に優れている。走攻守のバランスがとれた素晴らしい選手で獲得に手を挙げるメジャー球団はあるはず。ヒットゾーンを広げることができれば米国でも3割を打てる能力はある」(MLBアジア地区担当スカウト) 順調なら今季中に国内FA権取得の見込みだが、プロ入り前からメジャー挑戦の意思が強かったとされる。球団もその熱意を理解を示しており、オフにポスティングを活用してメジャー移籍を目指す可能性も噂されている。 中日・柳は今季が同球団でプレーする最終年となる可能性が否定できない。12月11日には年俸1億4800万円から3800万円ダウンとなる年俸1億1000万円でサイン。今季の国内FA権取得が見込まれる中、本人の意思で単年契約を結んだとされる。 「昨季は開幕投手を任されるなど、右のエースとして球団の期待は高かった。しかし気持ちが切れたような投球が続き、成績にも直結した。30歳という年齢もあり、今後の選手生活を考えても環境を変えるのは1つの手かもしれない。単年契約にこだわるのは様々な理由が考えられるが、本人の中では結論が出ている可能性はある」(在京球団編成担当者) 昨年は4月18日のヤクルト戦で炎上するなど、開幕から調子が上がらず。6月には二軍に降格して調整期間が続いた。8月終盤に再び一軍に昇格するも、トータルで13試合に登板して4勝5敗、防御率3.76。「チーム3年連続最下位の戦犯」と言われてしまうこともあった。