2024年F1第24戦アブダビGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(1)
2024年F1第24戦アブダビGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)だ。 【写真】2024年F1第24戦アブダビGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が接触 ■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) 決勝=10位(58周/58周) 2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード やったね! チームの一員として最高にハッピーだ。タフなレースだったけど、どうにかコンストラクターズ選手権を獲得できた。みんなにとって、これに勝るものはないよ。 僕とランドのために働いてくれたマクラーレンのチームメンバー全員にお礼を言いたい。今年は良いことがたくさんある一方で、何度か残念なこともあったけど、それでもずっとプッシュし続けてきた。その姿勢がこういう結果につながったんだ。このチームと共に迎える未来に胸を躍らせている。来年もまた勝ちに行くよ。 (『Sky Sports F1』からフェルスタッペンの動きは楽観的すぎたと思うかと聞かれ)そう思うね。でも、彼はすぐに謝りに来てくれたし、スチュワードはペナルティを出した。その後はタフなレースになったけれど、今日僕たちは最大の目標を達成した。それが一番大事なことだよ。僕にとっては悲惨なレースだったけどね。 ■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム) 決勝=9位(58周/58周) 8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード カタールとこのアブダビの2戦をポイント圏内でフィニッシュして、ポジティブな形でシーズンを締めくくることができた。それには完璧なレース運びをして、なおかつ周囲のライバルの何人かが犯したミスを最大限に生かす必要があったけどね。 F1史上最長のシーズンを終えて、冬の間にひと休みできるのを心待ちにしている。そこでいったんリセットして、すべての課題から学んで、また来シーズンに生かしたい。2025年には何人かの優れた人材が新たにチームに加わるから、この先が本当に楽しみだ。 ■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム) 決勝=8位(58周/58周) 7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード チームはコツコツと努力を続け、シーズンの最初から最後まで着実にポイントを重ねてきた。そんな戦い方が功を奏したわけで、去年の状態と比べれば本当にうまくやったと思う。僕が満足感をおぼえ、誇りに思うのはまずその点だ。このチームの一員として、そうしたプロセスに参加できてとても楽しかったよ。 僕自身もこの2年間を心からエンジョイできたし、気分良く笑顔でチームを離れることができる。チームに本当にありがとうと言いたい。おそらく僕のF1キャリアの中で最高に楽しい時間だった。 ■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム) 決勝=7位(58周/58周) 5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード コンストラクターズ選手権6位という成績を達成できて、チームの一員として本当にうれしいよ。今シーズンはいろいろと浮き沈みがあったけど、良いときと悪いときの差が極端だった。そして、何度かの厳しい時期を経ながら、いつも状況を好転させてきたチームの頑張りを心から誇りに思う。 シーズン終盤にはマシンの競争力も上がってきて、予選ではQ3に残り、レースではポイント圏内を争えるようになった。 終盤に入ってから、僕らと素晴らしいバトルをしたハースの健闘も称えたい。特にニコ(・ヒュルケンベルグ)と僕の間では、ドライバーズ選手権の10位を争う個人的な戦いもあったからね。例によって、今日も彼とは僅差の勝負になった。背後にぴったり付けられて、ずっと彼の動きを気にしていなければならなかったけど、どうにか僕の目標は達成できた。 レースの途中で一時3番手を走れたのは気分的には良かったが、今日の僕が戦うポジションはそこではないことは分かっていた。最終的には何よりも重要なコンストラクターズ選手権6位を確保できた。チームのみんなにおめでとうと言わせてもらうよ。 ■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング) 決勝=6位(58周/58周) 4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード スタートがうまくいき、イン側に入ったが、エイペックスでオスカーとタイトになるだろうことにすぐに気が付いた。縁石上にとどまろうとしたが、残念ながらタイヤ同士が当たってしまい、2台ともスピンした。良いことではなかったね。 オスカーにはすでに謝罪した。誰よりも接触したくない相手だったから、良い出来事ではなかった。その後は、厳しいレースになり、タイヤがオーバーヒートして苦戦した。残念ながらその状況のなかでペースを上げることができなかった。 長いシーズンのなかで、今日の僕たちには、戦うための理由はあまりなかった。この後の休みが楽しみだ。スイッチを切り、リラックスして、友人や家族と過ごす時間を大切にしたい。 来年に向けて取り組むべきことがあり、すでに良いアイデアを持っている。来年マシンに乗り込んだ時にはっきりするだろう。僕たちにとって、浮き沈みの激しいシーズンだった。一方でマクラーレンはマイアミ以降、とても強かった。 今シーズンについて、チームに感謝したい。長いシーズンだったが、チーム一丸となって戦い、最終的にドライバーズチャンピオンシップを獲得することができたのは、素晴らしいことだ。 (走行後にメディアに対して語り)インに飛び込んだ後に、ギャップが縮まっていることが分かった。それで抜け出そうとした。もちろん、オスカーと接触したくなかったからだ。でも残念ながらぶつかってしまった。あんなことが起こってほしくはなかった。特に彼が相手だとね。彼は素晴らしい人だから。でも事故が起きた。少し不運だった。 (ペナルティへの不満を語り)もう何も理解できない。まあいいよ。そんなことで怒るつもりはない。時間の無駄だからね。一番重要なのは、オスカーに謝ること、それだけだ。 [オートスポーツweb 2024年12月10日]