【BOX】辰吉寿以輝が初の王座戦へ計量一発パス 王者中嶋一輝は1回目で10グラムオーバー
ボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が11日、都内で行われた。 【写真】計量を一発クリアした辰吉寿以輝 王者中嶋一輝(31=大橋)は、1回目の計量でリミット55・3キロを10グラムオーバー。まさかの展開だったが、すぐに下着を脱いで再計量して、リミットちょうどでクリアした。 挑戦者の辰吉寿以輝(28=大阪帝拳)は300グラムアンダーの55・0キロで一発クリアとなった。 中嶋は、8月に和気慎吾を2回KOで退けて以来、2度目の防衛戦となる。 戦績は16勝(13KO)2敗1分け。 元世界王者の丈一郎を父に持つ辰吉はアマチュア経験がなく、15年4月のプロデビューからプロ10年目で初めてのタイトルマッチとなる。5月のチャイワット戦で8回判定勝ち。中嶋から2度のダウンを奪った強豪サウスポーに勝ったことで、チャンスをつかんだ。 「調子はいいです。300グラムと落ちていると思わなかった。倒して勝つ。12ラウンドまで戦う気はないけど、12ラウンド戦える準備はしてきた」。 当日は父丈一郎も試合を観戦する予定。 戦績は16勝(10KO)1分け。